7.暗雲
DL:シーン7 登場キャスト:エルド
DL:エルド。
DL:君はトイレに行ってすっきりした。
DL:また劇場に戻る途中、知り合いのバーテンダーから取り置いていた酒が幸い無事だったと聞いた。
DL:ただ、また何が起きるかわからないから出来れば持って行ってくれ……そんな話を聞いて、君は少しだけ、酒場に立ち寄ったのだ。
エルド:おう
DL:すっきりした?
DL:すっきりした?
エルド:うるせえ!!!
エルド:した
DL:よかったよかった
ウォレン:うんうん
ロビン:そうかそうか
DL:君がバーテンダーが酒瓶を取り出すのを待ち、カウンターに肘をつけていたころ。
DL:背後から、こんな会話が聞こえてきた……
乗客:「……信じられねえよな。賞金稼ぎって奴らはよ……こんな時に狩だってよ。」
乗客:「でもよ、女一人であの額だぜ? 賞金稼ぎなら、張り切っちまうんだろうなあ……」
乗客:「そうはいってもよ…状況が状況だぜ……?」
エルド:「……ん?」聞き耳を立てよう
DL:二人の乗客が交わす会話。その中の”女一人”そんな言葉が指している人物に、もしかしたら君は心当たりがあるかもしれない。
DL:※ロビンではないよ
乗客:「でもまあ、こんな時だから見つかったんじゃねえの?」
乗客:「なんにせよ、これ以上の騒ぎはごめんだぜ。酒がまずくなる…」
乗客:「馬鹿いえ! まずい酒でも飲めるだけ御の字、へたしたら死んじまうかもしれねえんだぞ…」
DL:まったくだ、そんな言葉でその会話は終わったようで、二人は安酒をあおっている。
エルド:話聞きに行っても大丈夫かなぁ
DL:特に問題はないんじゃないかな? 普通の一般乗客みたいな格好だよ
エルド:じゃあちょっと行ってみよう
エルド:「失礼、今の話、もうちょっと詳しく聞かせて貰えないか?」
乗客:「ん? なんだいにいちゃん。酒でも奢ってくれるのか?」
エルド:「ああ、そうだな。聞かせてくれたら一杯奢ろう」
乗客:「おっ、太っ腹だねえ兄ちゃん。何でもききな! その分腹も削れてダイエットになるぜ!」
エルド:「は、そうだな。ずっと列車移動で運動不足だったところだ。……で。今、女がどうとか言ってたな? 賞金のかかった女が、こんなところにいるってのか?」
エルド:お酒頼みながら聞いてみるヨ
乗客:「よし、兄ちゃんが健康になるまでふんだくってやろう。……つってもなあ、俺たちもヨコから聞いただけだし…」
乗客:「賞金首の方から来てくれた、とか言ってたな」
乗客:「ああ、使徒なんかに渡すもんか、とかなんとか」
乗客:「女一人の賞金首、しかも高額と来ちゃ、見逃せねえみたいな…」
エルド:「ふうん……まあ確かに、本当なら大した儲け話だろうな。その女の名前なんかは聞かなかったか?」
乗客:「一万ドルだとか何とか…そんな高額の賞金首だぜ? 名前なんておっそろしくて聞けねえよ」
エルド:「なるほどでかい。……じゃあ最後に、その話をしてた賞金稼ぎはどんな奴だった?」
乗客:「ソンブレロかぶった巨漢だったな。なんだ、興味あるのか? そいつなら劇場の方にいったから、今ならまだ会えるんじゃねえか?」
エルド:「そうか、わかった。行ってみるよ。邪魔してすまなかったな」って、もう少し飲める分のお金テーブルに置いて、自分の酒受け取ったら劇場に戻ろう
DL:ふぁいふぁい
DL:ではシーン切って今日はここまでで~
エルド:は~い
ウォレン:はーい
ロビン:はーい