10.誰がために鐘は鳴る
DL:シーン:誰がために鐘は鳴る
ウォレン:はーい
DL:登場キャスト:ウォレン、エルド
DL:ここは決闘広場。日々行われる決闘は、もはやヒック・ジャセットに欠かすことのできない娯楽であり、さながら古代のコロシアムのように観客たちは殺しあいを見物する。
DL:命を賭けて戦う勇者たちに、街の住人たちが歓喜の声を上げるのだ横
DL:──
DL:ウォレンのそばには立会人のザンザ。そして彼らに対峙するエルド。
DL:向こうから、裁判所事務官がゆっくりと歩いてくる……
ザンザ:「では、しっかりとな。」
ザンザ:「お主が命を捨てれば……仲間も、あの女も救われるが。」
ザンザ:「それほど軽い命でもあるまい?」
DL:あずさんいぷ「決着って死ぬまででしたっけ?」
DLいぷ「ウン」
あずさんいぷ「いやーん」
DL:くそわろ
DL:それに続いた「しにたくなーい」も秀逸
ウォレン:「おう、心配されなくても死にたくはねーんでな。首を長くして待ってるほうはどうなんだ?」
ウォレン:(コソコソ)
ウォレン:ログには残らないと思ったのに!
ロビン:DLおにちく
ザンザ:「お主の働き次第じゃろうて」
ウォレン:「はっ、そうかい…。気にくわねーがここまできてどうこうもねーしな、その言葉忘れるなよ」
ザンザ:「もちろんじゃとも」
DL:そうして、裁判所事務官がゆっくりと二人の間に立つ。
裁判所事務官:「──では、これより本日の第二決闘! 大量殺人と破壊行為の罪に問われたルキア嬢の処刑執行を賭けた決闘を開始します!」
DL:そう高らかな宣言があがり、歓声がぴたりとやむ……
DL:……たった今、殺しあいが始まったのだ。
DL:というところで〆で!