07.《親愛なる父へ》
ScenePlayer:早川桐哉 / Place:脳内
シーン:《親愛なる父へ》 / SP:早川桐哉 / 場所:脳内
GM:脳内ですが侵食値どうぞ
GM:脳内侵食値がもりもり上がる
桐哉:1d10 はーい
DoubleCross : (1D10) → 10
桐哉:脳内なのに!!!!
鶴賀谷:めっちゃあがる
GM:もりもり上がるぅ!!
GM:――物心ついた頃には、キミは父一人、子一人だった。
GM:母のことを聞いたことがないわけではない。否、幼いころは何度も聞いた。UGNチルドレンの仲間たちの元に訪れるのは、圧倒的に”母”が多かったのだから。
GM:UGNの保育施設に迎えに来る父に、何度も聞いたものだ。「お母さんは?」と、そう。
GM:そのたびに父は、細面の目を細め、困ったように眉を下げるのが常だった。どうと答える事もなく、彼はその骨ばった手で、幼いキミの頭を撫でた。ぎこちなく、慈しむように何度も。
GM:だから、幼いキミはそれ以上聞くことが出来ず、キミを抱え上げる父の腕に抗う事もしなかったのだ。
GM:長じて小学校とUGNの学童施設を行き来するようになって、キミは母の事を聞くことをやめた。
GM:キミは理解したのだ。自分に母がいないのは、もはや当然の事なのだと。
GM:それでも別に、構わなかった。何しろキミにはUGNの、学校の仲間がいたし――父がいたのだから。
GM:忙しい父だ。キミが父の仕事場をのぞけば、いつも背中しか見ることは出来なかった。キミに背を向け、熱心に実験器具へと向かう父の姿。時折顔を上げては、部下に何か指示し、そして再び実験へ、そして論文製作へと向かう。部下たちの目はキミの父を頼っていて、信頼がにじんでいた。
GM:そんな父が、あの頃は誇らしかった。向けられる背はしかし大きく、頼もしかった。
GM:仕事を終え学童施設へとキミを迎えに来る父の手は大きく、そして暖かかった。
GM:キミの誕生日には、似合わない大きなプレゼントの包みを抱えて帰ってきた。驚くキミに、「開けていいんだぞ」なんて、ぎこちなく告げた。
GM:休みの日にも書斎で仕事に打ち込む父に、遊びをねだった事もあった。父は振り返り、「グローブでも買いに行くか」なんてキミの手を引いた。
GM:――……今は、あのグローブがどこに行ってしまったかもわからない。
GM:キミがあの事件を起こすまでは。確かにキミと父の間に、ぎこちなく、それでも確かに穏やかな心の交流があったことは、確かだ。
GM:キミが初めてジャームと遭遇し、キミの親友がジャームと化して死に、そして世界は一変した。
GM:キミの身体に埋め込まれた”賢者の石”。その石を選んだのは、父だと聞いた。
GM:適合しなければ死を迎える危険を犯した父の真意を、キミは知らない。
GM:あの日から、キミは父の背中しか見ていない。
GM:その背はかつてのように大きくはなく、まるでひどく遠い。かわされる言葉は極端に減り、何を考えているのかも遠い。
GM:
GM:そしてこの数週間、連絡すらとることが出来ない。
GM:それはまるでノドへと追放されたカインのような――
GM:――……返信の無い携帯を見下ろす。
GM:”裏切り者の最有力者”と聞いた。叔父との約束よりも、優先すべきは――……
GM:そんな思いを振り切り、キミは事務所を後にした。
GM:脳内終わりました
GM:何もしなければガチでシーン〆ますけど
GM:(しかし何もしようがない)
桐哉:「(いろいろ聞いときゃー、違ったんかな)」なんて過ぎりつつ待ち合わせにダッシュ中かな
GM:侵食値10あげて脳内ィ!
桐哉:何か思い出すことあるかな…???
GM:今日の夕飯の献立?
桐哉:それは後でいいや><
GM:あ、ちなみに相変わらずパパは帰ってこないよ
桐哉:返信も来ないですしにゃあ…
GM:キミが学校に行ってる頃に着替えだけ取りに来てる感じ
GM:ですにゃ
GM:とりあえず父親との関係を盛るためだけのシーン
桐哉:じゃあまあ一旦〆で
GM:じゃあ〆ちゃうよ!
桐哉:あい!