5.《悪くない、意味》
ScenePlayer:一式悠 / Place:路上
GM:話し合いはしたものの、結局方法論なんて出てきやしないんだ。
GM:どうにかしないといけないのはわかっているのに、どうにかする方法なんて見つからないんだ。
GM:どうすればいいのかもわからないんだ。
GM:そんな帰り道。とっぷりと日は暮れ、住宅街の家並みからは夕食のいい香りが漂っている。
GM:早く帰らないと。夫からメール。「夕ご飯は樹と作ったよ。」平和な日常のメール。
GM:GMからメール。「侵食値あげろや」
一式:www
一式:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 9[9]+36 → 45
GM:君のなかから声がする。
GM:それはいつもの雑談だった。やれ早く録画がみたいだの、あの死体どうするんだよとかそんな。
一式:「いつもありがとー。楽しみ!」ってメール送り返して、ちゃんと戻って来たんだなぁってしみじみしとこう
一式:まて
一式:いつもの雑談それだとまずいだろ
GM:ほんとどうするんだよ
GM:そんななか。
一式:ゴスイノにあげる???
you:「一式さん。」
一式:「うん?」
you:「このままここで暮らすって選択肢は、ないんですか。」
一式:まぁ、なんかUGNの伝手で弔ってもらうんじゃないの……
ダブル:「日朝があるなら考えなくもない」
GM:まだ手続きはしてないな
一式:あとでしよう
GM:少なくともUGNが好意的に弔うと思いがたいけど……
一式:「日朝が守宮の概念にあるかが問題ね……ていうか、あんたがそれ聞くと思わなかったけど」
一式:じゃあコネ裏社会かな??
you:「なぜ?」
you:「彼女がこの世界を作ったのなら、彼女を何とかしようとすることは……この世界の崩壊でしょう」
you:「彼女はそれをきっと良しとしない。──そこで戦いになるでしょう」
you:「オーヴァードが拳握ったら、そういうことだってあり得るんですよ。一式さんが言ったんじゃないですか。」
一式:「だってドッペルゲンガーはこれ望んでなかったっぽいし。クーデグラの最後の言葉からすると、あいつのやりたかったこと潰しきったわけでもなさそうだし」
一式:「だから、あんたがその選択肢を提示するって以外だった」
一式:ていうかまた呼び方間違えてたわね??
you:「陵は死にました。僕にとって彼は……長年の相棒で、でもいやなところもあって、けど、それでも、今でも大事です。それでも、……彼は死にました。」
一式:「うーん、まぁ、そういうこともあるかもしれないけど。支部長と桐哉は守宮がそれを自分で良しとする可能性を追ってる訳でしょ。私にはここまでやらかす位追い詰められてる子なんだったらこのままでも幸せなんじゃないのーっては思うけど。」
you:「彼はよく言っていました。死んだら全部、終わりなんだって。葬儀や記憶や……そのあとの日々は、生きている人間のものなんだ、って。……」
you:「……。……クーデグラのやりたかったことを潰しきらなくても、自分に害がないなら放っておけばいいじゃないですか。」
you:「このままでも幸せなら、放っておけばいいじゃないですか。」
一式:「でもまぁ、私よりは支部長とか桐哉の方が守宮を見てるだろうから、なんかしら可能性は残ってるなら、付き合おうかなって。それで戦いになったら、それはそれよ。」
you:「それが現状よりも悪い結果を引き起こしても。ですか?」
一式:「私にとってのドッペルゲンガーは多分youより軽いけど。でもねぇ、クーデグラぶっ潰すから見てろって言っちゃったしねぇ。」
一式:「私、どうでもいいことはどうでも良いけど、ちょっとでも悪くないかなーとか大事にしようかなーと思ったのは絶対大事にするのよ。」
一式:「別に守宮のこと私嫌いじゃないし。」
you:「何を悪くないとか、大事にしようかな、って?」
一式:「悪い結果を引き起こすつもりで行動する馬鹿なんていないでしょ。」
you:「引き起こすリスクがあるでしょう。例えば、ご家族を残してあなたが死ぬ可能性が。」
you:「そのリスクを負ってまで、彼女を取り戻したいという彼らにつきあうんですか?」
一式:「まー一番は家族なのは譲れないけどねーー。柊木の遺志も大事だし、4人のUGNも悪くなかったし。」
一式:「あぁそれは良いのよ。オーヴァードでこんな役割してるんだから、どうせ私は家で老衰とかって夢見てないし。そのリスクが嫌なら最初っからUGNなんて関わらずに生きてくわ」
一式:「ここで放りだしたらずっと夢見が悪いし、息子に友達大事にーとか言えないってそれだけで十分じゃないの」
you:「……。……そうですか。」
you:「……『えっまじ一回きり? 会っただけ?』って言ったんですよ、僕。」
一式:「柊木はここで幸せに暮らせよって思うかしらねー。あぁ、でも守宮は一応妹なら、どうにかしたいかしら。クーデグラの被害者みたいなもんだし」
you:「だって、一回会っただけですよ。それも10年も前に。秘密も話せないまま、おいていかれたんですよ。なんでそんな大事に思えるんやって、普通思うでしょう?」
一式:「唐突な関西弁」
一式:「まぁ、私も思ったけど」
you:「勢い」
一式:「よくある」
you:「そしたら彼は、こう言ったんです。『戦うことを見せてくれたから』って。」
you:「あなたがFHを裏切ったのも、そうしてUGNに移ったことも、全部、あなたにとっては戦いなんだって、そう。家族を守るために戦ってるんだ、どんなところでも大事なものはあって、それを守るために戦うことは出来るって。」
you:「『サイテーの場所と思ってたら、そこでメッチャ幸せそうに宝物抱いてる人見たら、そりゃあ自分だってなんか大事に出来るもの作れるかもしれんって思うだろ。そんで、その為に戦うってすげえって思うじゃん?』 ……って、そう、言ってました。」
you:「起きたことは変わらない。死んだ人間は帰ってこない。思い出せない記憶は取り戻せない。壊れたガラスは元に戻らない。」
you:「殺した誰かも帰ってこない。振り下ろしたこぶしはなかったことに出来ない。」
you:「さっきのね、死んだあとのことは生きてる人間のものだって話、本当は、彼はもう少し続けました。」
you:「死んだ人間の無念も怨念も悔しさも一切合切、全部そこにあるとして、それをあしもとに置いて、それでも生きていくんだって。」
you:「……──聞いていた、通りですね。一式さんは。」
一式:「良かったわ今期待外れでしたって言われたどうしようかと割とドキドキしてたわ」
一式:「なんなのあいつ私に夢見すぎじゃない??」
ダブル:「はるかはすごいんだからそんなの言ったらおれがぶっ飛ばすよ!」
一式:「いやまぁなんか恨まれてるのかなと思ってたから、割とポジティブに受け取って生きてきてくれたならそれはそれで嬉しいんだけど……」
一式:「あんたいつも大体disって来るくせに!!」
you:「恨んでいなかったのは嘘ですよ? 最初の2年くらいはメッチャ恨んでましたもん」
ダブル:「漫才しないと」
一式:「あぁ、うん。逆に安心したかもしれないけど、長いのか短いのか分かんない長さね2年……。」
一式:「観客いない漫才とか空しくない?」
you:「2年後にイノセント引き取りましたからね……」
ダブル:「楽屋で練習みたいなもんだろ!」
一式:「ぼけぼけすぎて恨んでる場合じゃなかったのでは」
you:「一理ある」
一式:「本番はない」
ダブル:「おれだっていつかちゃんと飯食えるようになるんだ……」
一式:「まぁー何にしろ恨んでるだけで生きるのもしんどいだろうし。あいつが大事にするものがあって、戦えたのならまだ良かった」
一式:「ダブル、知ってる?」
一式:「いっくんと孝人さんのご飯、超美味しい」
ダブル:「はるかあああああああああああああああああああああああ」
一式:「どのレストランより美味しい。」
一式:「まぁ、そんな理由で納得してくれたなら、ご飯食べたいしとりあえず帰りましょか。また明日も動かないとだろうし」
ダブル:「ちょっと本気でゼノスいかねえ? おれ実体化する方法見つかるかもよ??」
you:「本当のあなたが、あの日陵が見た一式さんよりも本当は逃げそうになることがあったり、実はメッチャへたれだったり」
一式:「孝人さんにどう説明しろっていうのよ!!」
you:「そういう人でも、多分、あなたは息子をおいて敵前逃亡するような人ではないんでしょう」
you:「きっと反省はしても、後悔に溺れることはないんでしょう」
ダブル:「なんか……こう……いい感じに」
you:「ちょっとダブルさん黙ってくれませんかね(激憤)」
ダブル:「お前だってうまそうなご飯の前だと悔しくなるだろ(激憤)」
you:「メッチャわかるけど(激憤)」
一式:「レネビあるある」
you:「プリンとかうまそうすぎてもう食うなって何度言ったか(激憤)」
一式:「ぷっちんプリンとか……」
ダブル:「プリンは激憤する(激憤)」
一式:「でなんだっけ、息子を置いて敵前逃亡とかするわけないわね。」
you:「あれね……ぷっちんが犯罪ですよね……」
一式:「(買って帰ろうかな……)」
ダブル:「わかる。ぷっちんのときめきやばい」
ダブル:「やめろおおおおおおお食べたくなるからやめろおおおおおおおお」
you:「プリン禁止令(激憤)」
一式:「いっくん好きだからしょうがない」
ダブル:「ていうか敵前逃亡の話どこ行った」
you:「そうだった」
you:「プリンの魔力に負けてた」
一式:「柊木が草葉の陰で泣いてるんじゃないかしら・・・・・」
you:「そういう人なら、いいんです。」
一式:「はい」
神出鬼没《ドッペルゲンガー》:「(いつものことでした)」
一式:「(あぁ……)」
神出鬼没《ドッペルゲンガー》:「(喧嘩すると必ずプリン)」
you:「一式さんは……陵が見ていた一式さんを、どう思います?」
一式:「えー、そういわれてもねぇ。FH出てくのとかもそういわれれば戦いだったんだろうなって思うけど……」
一式:「うーん。まぁ、そう見えてたんなら、私の生き方もまあまあ悪くなかったんじゃない。」
you:「そうなろうとは?」
一式:「んん、別になろうとしなくっても、私には大事なものがあるし。大事なものの為になら戦う覚悟はあるし。」
一式:「大体!!私が柊木の夢見る一式さんになる必要性ないし!!」
you:「『私に夢見すぎじゃない』?」
you:「夢なんて見ていませんよ。」
you:「戦っていますもの。一式さん。大事なものを守るために。……悪くないって思ったことにも。」
一式:「そうかしらね」「まぁ、現実の一式さんがそうなら、私は私を変える予定はないから、そうなろうとする必要はやっぱりないんじゃない」
you:「ええ。」
一式:「で、youも悪くないに入ってるから、なんかあったら言っとくのよ。」
you:「……一式サン。あの日の話をしたのは、」
you:「もっかい戦ってもいいかなって、一式サンの話で思ったからだよ。……です。」
you:「一式さんこそ。……微力ながら、一式さんが死ななくてすむように手伝いますよ。僕も。」
ダブル:「はるか死んだらお前も死ぬし!!!!!」
you:「わかる!? 宿主死ぬときのびびりっぷりがあんたにわかる!?」
ダブル:「うわこわ」
ダブル:「はるか死ぬとか世界終わるんじゃない?」
一式:「お互い悪くないならやってけるわね。手伝ってくれるなら嬉しいけど突っ込み早いわねダブル」
一式:「まあ死ぬから終わるわね」
ダブル:「むしろ世界が終わる前にはるかが死ぬわけ無くない?」
you:「えっなにそれこわい」
一式:「あんたは私をなんだと思ってんの??」
ダブル:「かあちゃん」
ダブル:「いやおれのじゃなくて」
一式:「あんたの母ちゃんになった記憶はない!!って言いかけたから懸命ね」
you:「悪くないね。……一式さんってそんな言い方しましたっけ。」
一式:「柊木のがうつったかしら」
you:「移るほど長くいなかったでしょうに。てっきりまねしてたのかと思いました」
一式:「まぁ、両手で足りるくらいだしね。悪くないって結構気に入ったの。」
you:「素直じゃない言い方だなって思ってましたけど」
一式:「好きって言いきれないけど、普通でも嫌いでもないものってあるじゃない。」
you:「……そっか。」
you:「なんとなく、わかりました。」
you:「それでも生きていく。ってことなのかなって。」
GM:一式、Dロイス《奇妙な隣人+》解放。
一式:はーい
you:「(あの日から、好きとか最高なんてそういうベストのものはなくなって、それでもその傍に向けて歩き続けて、結局それは得られなくても、)」「(たどり着いたその場所で笑ってみせるから、『悪くない』なんだ。)」
GM:買い物していいんやで
一式:忘れてたんやで
一式:じゃあyou君酷使して
一式:軍用4WDの目標値なんだっけ!!!!!
GM:買い物やろ!!!
一式:まだ軍用4WDには早いかな……
一式:あぁいいやチャレンジだけしとこ
一式:【マイナー】《奇妙な隣人+/オリジン:レジェンド》5/マイナー/自動/自身/至近/2/そのシーンの間行う【精神】を使用した判定の達成値+[Lv*2*2]、そのシーンの間行う【社会】を使用した判定の達成値+[Lv*2]
一式:7dx10+4+1+2+20 〈意志〉 思い出の一品:<意志>の判定の達成値+1,《奇妙な隣人+/オリジン:レジェンド》:達成値+20
DoubleCross : (7R10+4+1+2+20[10]) → 10[2,3,8,8,9,10,10]+3[2,3]+27 → 40
一式:でた!
一式:ドーン
GM:ディーラーにお得意さん扱いされてそう
一式:「いやー手伝ってくれると楽ねぇ」
一式:自前なので
一式:自作なので
一式:【メジャー】《マシンモーフィング》1/<意志>/自身/至近/3 /アイテムを制作。購入判定を行える。また、このエフェクトを組み合わせた購入判定の達成値+[LV*2]。1シーン1回。他のエフェクトと組み合わせ不可
一式:これ貼るの忘れてた
GM:買い物は!!!!
一式:えーと、
一式:あとリアクティブコートなんだけど流石に高いので……
一式:3dx10+2+10 〈調達〉 《奇妙な隣人+/オリジン:レジェンド》:達成値+10
DoubleCross : (3R10+2+10[10]) → 10[5,6,10]+3[3]+12 → 25
一式:youくん!!磁場発生装置ください!!!
GM:遺品引っ張り出せよ!!!
GM:ある意味死体からFH戦闘服引っぺがすって選択肢もあるのが怖い
一式:喪服に着替えなきゃだめだからね?
一式:じゃあ、磁場発生装置貰って終わりかにゃー
GM:防具/ドッジ0/行動-2/装甲値10/エフェクトを組み合わせた判定のダイスを+1個する
一式:車はいつもどおり折りたたんでおきます
you:「(ドラえもんだ……)」
一式:ちょっとどっぺるんそれ重ね着してないの
GM:重ね着してたらどうするつもりなんだよ
一式:「モルフェウスもバロールもドラえもんなのよ」
一式:桐哉とつるおじに
you:「知ってた」
ダブル:「知ってた」
GM:桐哉がすっごいいやがりそう
GM:つるおじは微妙な顔しそう
一式:「あと多分ブラックドッグも。あいつら機械だし」
ダブル:「クーデグラも……?」
一式:「あいつはクズ」
you:「そういや陵の死体どうすんですか……」
一式:「腐る前にどうにか無縁仏で葬りたいわよね……」
一式:裏社会でどうにかならないかな???
ダブル:「保冷剤メッチャ詰め込もうぜ」
GM:どうにかする前にシーンが閉まるんだぜ
一式:「とりあえずコンビニで買って帰ろうか……」
一式:次のシーンでどうにかしなきゃ
GM:もう死後硬直もとけてるね
一式:多分ディメポケひんやりしてるって
GM:永井くんが凍え死んじゃうだろ!
GM:帰り道を歩く一式。
GM:すれ違った誰かが小さく笑って、キミにひらと手を振った気がした。
GM:振り返っても誰もいない。
GM:月明かりのキミの影が長く伸びているばかり。
GM:ということでしめるよ!
一式:はい!
GM:ポケディメ冷蔵庫説から華麗にシメのシーン演出をしたGMは褒められていい
一式:GMすごい!!
GM:もっと褒めて!!!
一式:プリンからの軌道修正も凄い!!
GM:もっと褒めていいのよ!!!!
一式:でもなんでプリンだったの?
GM:プリンおいしいじゃない
GM:あと子供舌演出
一式:なるほど
GM:風呂上がりにはプリン
GM:多分最後のはrayが頭にあったんだな
一式:あぁーー
一式:よく聞いてたって言ってたもんね
GM:なんだっけこの伸びた影を例えるのなんだっけ……美しい影じゃないけどなんだ……? アンビリーバーズにそんな歌詞あったっけ?(聞いてた) ……ないな……なんだ……? アッ!?
GM:みたいな感じで思いだした
一式:迫さん美しい影好きよねww
GM:あのねっとり病んでる感好き
GM:ということで今日はここまでで! 30分で終わらせるつもりがプリン談義で長引いた!!!!!!
一式:プリンが悪かった!!!!!
一式:お疲れさまでした!!!!
GM:一式さんの内心開示からのDロイス解放のシーンでした!!!!!!
GM:もうシナリオロイスがyouである必要性がなくなった件
紫陽花:おつかれさまでした!!
桐哉:お疲れ様でしたー!
GM:解放はもっと後にしようと思ってたんだよなあ
一式:勢いで
GM:シーン節約だよ
GM:一式のシーンだけ2つも三つも作るわけにいかぬ
一式:全くだ!
一式:アイテムいっぱい作れるけど!
一式:では寝ます!おやすみなさーい
GM:おやすみなさい!
鶴賀谷:お疲れ様でしたー!
桐哉:おやすみなさーい!