8.《風と雨、運びしは五月》
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天罰《イノセント》:「なっちゃったものはしかたない。……なんて、言うかしら。」
天罰《イノセント》:「……言うわね。きっと。でも、わたしと違う貌で。」
天罰《イノセント》:「平和は素敵ね。平穏って大事よ。」「でも、……ぬるま湯はいらないのよ。きっと」
天罰《イノセント》:「わたしたちは、もう、……。」
天罰《イノセント》:「──……後悔してないわ。本当は後悔しているのかも知れないけれど。」
天罰《イノセント》:「でもやっぱり、これは後悔じゃないと思うの。」
天罰《イノセント》:「思いたいだけかな? もう、行くしかないから。悔やんでも悔やみきれないから、悔やむのをやめたのかしら。」
天罰《イノセント》:「破滅……、そうかも知れないわね。」
天罰《イノセント》:「……でも、それでもいい。」
天罰《イノセント》:「わたしはきっと、」
天罰《イノセント》:「笑って、」