1.4月1日では遅すぎる
ScenePlayer:山田昭子 / Place:A市近隣、空港
山田:1d10+31 おう
DoubleCross : (1D10+31) → 2[2]+31 → 33
GM:キミはA市近くの空港のロビーを歩いている。フィンランドからの長旅で少々疲れているが、耳に当てたスマートフォンの向こうの声はそんなキミにも厳しい。
山田静代:「……そったらこと言うて、ちぃーっとも帰ってやきやせんが」
山田静代:「昭ちゃんの顔、父ちゃんも見たがってんよ? たまには顔見せなせ。今どこにおるん?」
山田:PLは方言喋れないぞ!!!
GM:ほら、迷惑でしょう?(これがやりたかっただけ)
山田:共通語翻訳でお願いします
GM:なんか……めっちゃ田舎出身みたいな……
山田:私の喋りは共通語翻訳という設定で……
GM:山田は外に出て長いから共通語なんだよ
山田:親やそっちの知り合いとの会話のときはなまってるってことで……
GM:はい!
山田:なるほど
GM:あっ、翻訳いる?
山田:「やーごめんごめんお母さん、でもわたしも忙しいんだよぉ」
GM:父ちゃんも見たがってるよ? たまには顔見せなさい。今どこにいるの?
山田:いや、大丈夫
山田:「今?日本帰ってきたとこ。お父さんはおいといて、今の仕事が一段落したら帰るからー」
山田静代:「そっつらがんわかってんてー、せんないけど……」
山田静代:「! 日本に来とるがや?」
山田静代:「どこ? どこにおるん?」
山田:「そうそう。たった今、成田で飛行機おりたとこだよ。これからまたちょっと移動するけど」
山田静代:「何かおくっちゃろか? 米足りとぉね?」
山田:「今から行くのも国内だから米は大丈夫」
山田静代:「ちゃんと食べとる? 成田なんて食うもんなかろがね?」
山田:「成田に謝るべき!!!」
山田:「美味しいたこ焼き屋があるし」
山田静代:「野菜もちゃんとたべるんよ!」
山田:「はぁぃ」
山田静代:「せば、由香ちゃんに会うんかね? 成田なら、A市まであっちゅう間らしね」
GM:由香。キミの親友の名だ。彼女は上京し、今はA市にすんでいる。
山田:「あ、うん、てかA市行くから行ったら会おうと思ってる」
山田:「お母さん達は来なくていいからね!!仕事の人と親が会うの気まずいから!!!」
山田静代:「ふーん。由香ちゃん、先だっても手紙くれたがや。よろしく言うたって」
山田:「あ、そうなんだー。じゃ今度帰ったらその手紙も貰ってくから出しといて」
山田静代:「わかっとぅよ、昭ちゃん、むか~しっから、嫌がるがね。心得とります」
山田静代:「あいあいよ。──へぇA市ついたがや?」
山田:あんな何度も滅びそうな街に家族を入れられるか
GM:へぇ=もう
山田:「うんにゃもうちょい。もうじき電車くるー」
山田静代:「そったらへぇ切るわ。元気にやるんよ」
山田:「あいあい、ありがとー。お父さんにもよろしくね」
山田静代:「仕事終わったら帰るんよ! 父ちゃんには内緒にしとっから」
山田:「うわぁ」
GM:──そんな会話のあと、キミは電車へと乗り込む。
GM:キミが日本に……正確に言えばA市に帰ってきたのは、その親友の由香からの一本のメールのせいだった。
GM:数ヶ月前、A市でいくつかの事件が起きたこと──それはキミにA市の異変を感じさせるには十分なものだ。
GM:少しばかりA市に着目していたところ、そして、件の噂が飛び込んできたわけだ。
GM:オーヴァード《エディ・エッタ》が、A市へと向かっている……
GM:フィンランド、地球の裏側にほど近いそこでそんな噂を聞いたキミは、翌日フィンランド空港から日本に向けて飛びだっていた……
GM:電車を降りる。懐かしい日本の地下鉄のホームで、霧谷からの通話。
霧谷:「やあ、そちらは早朝かね? 《渡り鳥》」
山田:「あっどうもどうもキリさん。日本です」
霧谷:「……えっ?」
山田:「日本です」
霧谷:「……フィンランドでは?」
山田:「最近の飛行機はとても速い」
霧谷:「飛行機の問題ではないような気がします」
霧谷:「……失礼しました、我々はあなたを先ほどまでミスフィンランドと呼んでいましたが……」
山田:「ファァン?」
霧谷:「ミス日本」
霧谷:「ちょうどよかった。実は、あなたに頼みたいことがありましてね。」
霧谷:「《医学博士》をご存じですか? 謎に包まれた……はっきりしていることは、《医学博士》が訪れた街で災厄が起きなかった事がない、ということくらいしかわからない、FHのオーヴァードです」
霧谷:「その《医学博士》が、どうやら日本のA市で事件を起こしたようでしてね。あなたもご存じかもしれませんが、今、日本支部の中でもA市は鬼門……イリーガルにも渋られまして」
山田:「ああ。そのことですか。それなら話が早いや。——今、A市に向かってるとこです」
霧谷:「……え?」
山田:「いやー、《エディ・エッタ》がA市に向かったって聞いたんでぇ」
山田:「で、わたしはそいつを殴り飛ばせばいいんですか??」
霧谷:「……私はどうやらあなたを侮っていたようです、《渡り鳥》」
霧谷:「捕らえきれない速度で動く、ハチドリが《渡り鳥》として、フィンランドから海を渡ってきた。そう言われそうですね。」
山田:「ふふん、渡り鳥は飛び続けてないと死ぬんですよ。スピード大事」
霧谷:「体内磁石も忘れずに。──本当にあなたは話が早くて助かります。」
霧谷:「A市の中心部、雑居ビルにA市支部はあります。支部長の名は鶴賀谷氷影、彼を訪ねて下さい」
山田:「支部長の鶴賀谷さん。わっかりました」
霧谷:「なにぶんA市は手が足りていないようですので……彼らと協力して、《医学博士》を何とかして下さい」
霧谷:「では、頼みましたよ」
山田:「はいはーい。まかしといてください」ぶち
霧谷:「えっ」
山田:全てに置いて先をいく
GM:霧谷の通話を先に切る女、山田昭子。彼女の前に一台の電車が滑り込んできたのはその時だった……──
GM:ということろでシーン〆です!
山田:あい!
GM:PCロイスは鶴おじ、シナリオロイスは《医学博士》でどうぞ
山田:はーい。つるおじの感情は会ってからとろう