15.《今、輝きの中で》

ScenePlayer:鶴賀谷氷影 / Place:島某所、廃屋近く

シーン:《今、輝きの中で》 / SP:鶴賀谷氷影 / 場所:島某所、廃屋近く

鶴賀谷1d10+73 輝いている
DoubleCross : (1D10+73) → 4[4]+73 → 77

GMキミは桐哉を追いかける。追いかける。追いかける……
GMけれど彼の足はやたらと速く、あっという間に見失ってしまう。
GM息を切らしキミは夜の山道の中、膝に手をついた。オーヴァードの身ながらも気管支が痛む。
GM顔を上げる。もう少年の姿はなく、ただ夜風が木々を揺らしている……
鶴賀谷「獣化した後すっかり力が入らなくなったよ…歳かねえ…」「桐哉君どこまでいっちゃったかな…」
GMその問いに答える者はいない。夜の月がうすぼんやりとあたりを照らして……
GM……いや。その問いに答えるように、かさりと傍の藪が揺れる。
鶴賀谷「おっ?」そっち見ますー
GMキミは振り返れば、そこには葉っぱを髪につけた少女が、藪の下、顔をひょっこりとのぞかせている。
夕菜「……。……見つけたー」
夕菜「あのお兄ちゃん、足早いんだもん。困っちゃった。パパにお話があったのに。」
GMそう言いながら、彼女はがさがさと四つ這いで藪からはい出て、キミの前に立つ。ぱんぱんとスカートの膝を払えば、泥が少し待った。
鶴賀谷「ゆうなちゃん…!ようやく見つけたよ。」「僕にお話…?」
夕菜「そうよー。家族水入らず。って、言うんでしょ。」
鶴賀谷「(桐哉君追い越しちゃったのか…)」
鶴賀谷「家族…(いや、ツッコむと駄々っ子再発か…)」「僕も君に来てほしかったからちょうどいいね」
夕菜「……? やーだ。パパが来るのー。」
GM言いながら、彼女はキミの手を取り、ぐいと引っ張る。山道を先導するように歩き出した。
鶴賀谷「えー…うーん仕方ないなあ」 結崎家のこととかもあるので引っ張られていきますー
GM彼女はキミの手を引きながら歩く。その足取りは迷いなく、山腹を横断するように道を描いた。
GM道中話すことは大したことではない。
鶴賀谷話は彼女のペースに合わせておこう
GM友達がどうしただとか。星がどうだとか。昨日見た夢がどうだとか。ママがいかに優しいかだとか。
GMそんな話だ。
鶴賀谷うんうんと否定しないように聞いていよう
GM……やがて一軒の家が見えてくる。キミが昼間、彼女を昼寝させた家。そしてキミが彼女を見失った家。
その家に明かりがともっており、彼女は足を止めた。

夕菜「……えー……」
GM彼女の顔を見れば渋い顔。
鶴賀谷「明かりがついてるね。何か嫌なの?」
夕菜「……だって、あたし電気つけてこなかったもん」
鶴賀谷「!?」「そりゃ悪いお客さんだね…僕が見てきてあげようか?」
夕菜「……うん。でもあたしもついてく……」
GM彼女はキミの手を離し、キミの服を掴み直した。
GMそうしてキミが先に立ち、家へと歩み寄るだろうか……
鶴賀谷「…そうだね。着いてきて。」 
GM相変わらずの廃屋然とした家の中。人の気配がわずかに。
GMそうっと中を覗く……
GMそこにいたのは……
鶴賀谷そこにいたのは……
GM蒲焼さん太郎と焼き肉さん太郎を噛みちぎる紫陽花と、キミは写真でしか見たことのない少年であった。
GMバリィ
GM登場どうぞ
紫陽花変な塗りをされたぞ!!
紫陽花1d10+55 侵蝕値上昇
DoubleCross : (1D10+55) → 5[5]+55 → 60

GMバリィ ベリィッ モシャモシャモシャ……
紫陽花「(もぐもぐもぐ)(はっ)」
GMあれ硬いよね
紫陽花食べたことないよPLは
鶴賀谷「あっ!?あじさいちゃん…とえーと…君は確か…ふじ…?」「それより無事でよかった紫陽花ちゃん。帰ってこないから探していたんだよ!」
GM傍らにはbigよっちゃんイカ
紫陽花「あっ あっえっ 鶴賀谷さっ あのっ」
藤島優也「(もぐもぐもぐ)(はっ) ど、どなたですか!?」
GMとっさに少年は紫陽花を背に庇う。……が。
藤島優也「えっ、あれっ……守宮さん、この方お知り合い……?」
紫陽花「ま、待って藤島くん、あのね、この人はそのー……し、しりあいのおじさんなの」
鶴賀谷「あっ(食べてからゆっくり喋って大丈夫だよのポーズ)」「そう、知り合い…知り合いなんだよ。紫陽花ちゃんとはぐれたから探していてね…」
藤島優也「そ、そうなの?(大丈夫?という目)」「そうでしたか……すみません、失礼しました。」
藤島優也「あの、キャベツ太郎食べます?」
紫陽花「鶴賀谷さん、勝手な行動をしてごめんなさい。どうしても、……叶えたいことがあったんです」
夕菜「……(じーーと鶴賀谷の背後から二人を見ている)」
鶴賀谷「君は藤島君っていうんだね…僕は鶴賀谷って言って…」「…?」「…!?」 じわじわ思い出している
藤島優也「はい。守宮さんのクラスメイトで……その、お世話にな……ってます。」「あの、キャベツ太郎……」
藤島優也「!? 酢だこさん太郎の方が……?」
鶴賀谷「キャベツ太郎って懐かしいねえ…酢だこも好きだよ」
紫陽花この藤島くんって自分が死んだこと覚えてる系でしたっけ?
GM覚えてますん
紫陽花すん
紫陽花了解です
GM>藤島優也:「守宮さん……、守宮さん? え……僕、死んだんじゃ。」「あれ……?」「大丈夫、だけど。」
GM覚えてた大丈夫
紫陽花あいあい、ありがとです
藤島優也「あ、ではどうぞ(スッ」
紫陽花「……私が。『黄泉帰り』の力を使いました」「あ、駄菓子は私物だからだいじょうぶです」
GMよみがえった駄菓子の可能性が……?
鶴賀谷「ああー…そうか。君が関わっていれば道理は通る。」「あっありがとう」
紫陽花そんなわけあるかあ!!
藤島優也「……」
藤島優也「どう言えばいいかわからなくてすみません。でも、その…守宮さんには、お世話になって……ます。」
鶴賀谷「君が自分のエゴだけで『黄泉帰り』の力を使うとは思えない。…罪悪感だよね」
夕菜「……(どことなくむすくれた顔で二人を見ている。)」
紫陽花「…………藤島くんは、何も気にしなくて平気。全部、私のわがままなの」
紫陽花「……それもエゴかもしれないです。ただ、私は取り返したくて、……花を処分される前に、と」
紫陽花「あ。……ところで、その子は……?」
鶴賀谷「君の話は…少し聞いているよ」 夕菜ちゃんにもキャベツ太郎いる?しておこう
藤島優也「でも、守宮さんだけに……なんて言えばいいのかな。責任? それこそ、罪悪感? そういうのを、背負ってほしくないって思うよ。」
藤島優也ごめんね社長から電話でちと外してた
藤島優也藤島が企業人になってしもうた
鶴賀谷「そういう責任感が紫陽花ちゃんらしいというか…」「でもこの行いは許されるものじゃないし、花は処分させてもらうよ」
夕菜「 い や 。 」
鶴賀谷霧谷テルかと…おつかれさまです
夕菜「そんなのやだからね。」
夕菜「パパ! それからそっちの二人も来たいなら勝手に来ればいいわ。」
鶴賀谷「ん、キャベツ太郎きらい?」「…ゆうなちゃん、それどういうことだい?」
夕菜「あたしがいっとうにしたい事、いっとうに持っていかれてあたしはちょっとむーだよ」
GMそう言いながら、彼女は鶴賀谷の服を引く。先ほども向かった台所へと向かう。
GMそうして扉を抜け、彼女は井戸の向こうへと……山肌へと向かっていく。
GM紫陽花どうするの? まだ酢だこさん太郎あるけど食べて待ってる?
鶴賀谷「話の途中だけどごめん、僕は彼女の方行ってくる。紫陽花ちゃん達は…?」
GMちなみに私は酢だこさん太郎が一番好きです
GMというか酸っぱいのが好きなのでよっちゃんイカも好き
紫陽花「……あっ(思い出した顔) あなた、あそこに居た、ユイカミの」
紫陽花どうしような
藤島優也「……守宮さん、」
夕菜「あたしは鶴賀谷夕菜だよ!」
鶴賀谷紫陽花ちゃん行かないならそこにいてよね!!(逃げられると困るから)って念押ししたいんですが
紫陽花(ばれてる)
鶴賀谷普通に一緒にいけばいい気もしてきた、PL視点ですけど…
GM完全に扱いがwww
GM支部長だもんね、そうだよね
紫陽花「……藤島くん、一緒に来れる?」
紫陽花「これから、すごく……怖いものや、おかしなものを見るかもしれないけど」
藤島優也「守宮さんがいいなら、僕もついてくよ。守宮さんを一人にしたくないから。」
藤島優也「……。」「……大丈夫だよ。」
GMそう言って、彼は紫陽花の頭にぽすんと手を置いた。
紫陽花「……ごめんね、ありがとう」「鶴賀谷さん、私達も一緒に行きます。逃げ回っていても、何もならないから」
鶴賀谷「…じゃあ一緒に行こうか。」 三人でゆーなちゃん追いますー
紫陽花追いまーす
GMでは、夕菜を追う三人。彼女は山肌の洞窟の前でキミたちを……正確に言えば、鶴賀谷を待って足を止めていた。
GM鶴賀谷にわずかに笑いかけ、背後の二人にはぶすくれた顔を向け。そうして彼女は洞窟の中へと歩み入る。
GM知覚判定をどうぞ~
紫陽花6dx10+1 知覚
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 7[1,3,4,5,7,7]+1 → 8

鶴賀谷:判定2dx10 〈知覚〉
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[2,8] → 8

GMでは、洞窟の暗闇の中、何かが騒めいているように感じます。
GMその気配に鶴賀谷は覚えがあるでしょう。恐らくカーチェイスを繰り広げた影、あの影が洞窟の暗闇に同化して騒めいています。
GMひちょんと水滴が滴る音。じゃりじゃりと洞窟を歩く少女と君たちの足音。
GMそんな時間がどれだけ続いただろうか。
GMついにキミたちの前に広がるは、地下の冷気の中に包まれる祠。
鶴賀谷影が出てきてもいいように警戒しておきますー 祠だ!!
GMヒカリゴケがぼんやりと光る中。天を見上げれば洞窟の上空、ぽかりと空いた穴。そこからはいるは月明かり、そして光る花の揺れる香り。
GM藤島がぎゅと、紫陽花の手を握り。
GM月明かりの中に照らされたのは、人骨だ。朽ちかけた服はその骨が女性で、大人で、そしてもう何年も前に死したことを知らしていて、
GM……………………
GM鶴賀谷は、その服に、見覚えがあるような気が、する。
鶴賀谷やはり…
紫陽花藤島くんの手を握り返して、ちょっとだけ後ろに下がらせるように前に出ときます…
GMあの服のカフスは、あの服にあしらわれたささやかな刺繍は、片袖の形をなくしたその姿は、
GMキミの妻の物と、よく、似ている。
GM少女はその傍らに立ち、しゃがみこんで何事かを話しかけたようだった。
GMそうして、祠へとすぐに向かう。そこに上げられていた小さな小さな指輪を一つ掲げ、
夕菜「あたしだってちゃんと、ローマ字読めるんだよ。」
夕菜「きよあつ つるがや って書いてあるもん、これ。」
夕菜「結婚指輪。でしょー?」
鶴賀谷「そう…だね…君もよく…朝菜に似ていた」
夕菜「パパの名前。」
鶴賀谷「うん。僕のしてる指輪にも名前が書いてある」
藤島優也「……。……守宮さん。」
夕菜「でも、ママの名前はわかんないの。」
夕菜「だから、ママを蘇らせられないの。」
夕菜「教えて、パパ。それか、」
夕菜「ちょうだい。ママについての、記憶。」
紫陽花「……どうしたの?」名前呼ばれたからちょっと振り向く
GM指輪を持ったまま、彼女は期待に満ちた笑みを浮かべる。
鶴賀谷「…できない」「彼女の名前も教えられも、記憶をあげられもしないよ」
鶴賀谷「いいかな、ゆうなちゃん」「死んだ人間は蘇らないんだよ」
紫陽花「………」
鶴賀谷「仮に蘇ったとして、生前の彼女と同じように接して生きていけるかな」
藤島優也「守宮さん…、ごめん。」
鶴賀谷「…少なくとも、僕には無理だよ」
藤島優也「僕を、庇ってくれるのは、わかるんだよ。でも、ごめん。守宮さん……」
夕菜「大丈夫だよ。」
紫陽花「……え、な、何? どうしたの……?」
鶴賀谷「大丈夫じゃない」
夕菜「覚えてるもの。パパは、ママを覚えてるもの。」
藤島優也「僕は……、守宮さんに守ってもらう必要は、きっと、ないんだよ。」「ごめん。言えなくて。」
藤島優也「守宮さんの知ってる僕は、ただの人間だけど。」「僕はもう、君の知ってる僕とは、違うんだ。」「…………」
紫陽花「……え……?」
鶴賀谷「忘れられないよ。だからあれからもずっと覚えてる…」
藤島優也「……でも、守宮さんが、好きだよ。その一点だけは、絶対変わらない。」
夕菜「ママも、パパを覚えてる。」
夕菜「”朝菜”の事も。あたしの事も。ママは覚えてる。」
紫陽花「! そ、そんなの、……こんなところで言わないでよ……」たぶん赤くなった
紫陽花「……一緒に帰るの。帰るから、そしたらきっと、全部大丈夫だから……」
藤島優也「えっあっ ご、ごめん……」
藤島優也「……うん。うん。ありがとう……」
鶴賀谷「…れいちゃんも覚えているのならそれはとても嬉しい、けど」
夕菜「おとずれる夕暮れ、夜のとばりにも負けることなく明日の夜明けを信じられる強さを。ママは、あたしにそう、名前をくれたよ。」
夕菜「……れいちゃん。れい。」「つるがやれい?」
GM彼女はたっと足音を立ててキミに駆け寄り、その腹に抱きついただろうか。キミが突き飛ばさなければ。
鶴賀谷「覚えてるよ、希望の朝になりますように、未来に育つ菜となりますように。…朝菜もそう名づけた」「だから…これからも覚えていたい、だから」
鶴賀谷突き飛ばせない…!
GMぎゅうとキミの腹に抱きつき、そして見上げる。
鶴賀谷「あっ…!しまった」 >つるがやれい
夕菜「覚えてるだけじゃないよ。これから一緒に、幸せに、また新しい思い出作ってくの。」
鶴賀谷「君はそれで幸せになれるのかい…?」
夕菜「だからパパ。教えて。ママの事。ママの事、生き返らせてよ。」
夕菜「幸せだよ。だって、ママときちんとお話しできて、抱きついても固くないんだよ。」
鶴賀谷「君は…君というやつは…!」
夕菜「夕菜! ……君なんて、呼ばないでよ。」
鶴賀谷「絶対に教えられない。けれど、僕の事も、他の人の事と接する事はまだできるはずだ。」「だから、もうやめるんだ…悲しいだけだよ、こんなことは…」
夕菜「……。……パパは。」
夕菜「ママが、いない方がいいの?」
鶴賀谷「そんなわけないだろっ!」
鶴賀谷「だけど…もう、やめるんだ。僕はもう一度彼女と会う事は望んでない」
夕菜「じゃあ、どうして?」「ママはちゃんと帰って来るよ」「なんで? 何が悲しいの?」
夕菜「どうして、ママに会いたくないの?」
藤島優也「守宮さん……、……守宮さんが望まないなら、もう、帰ったほうがいいと、思う」
藤島優也「ごめんね。知り合いだそうだけど。」「……あの人の言葉は、守宮さんを傷つけるように、僕は思うよ。」
紫陽花「………うん……でもね」「きっとこれは、私の望んだことの……その結果でもあるの」
紫陽花「だから、見届けないといけない、気がして」「……藤島くんが辛かったら、聞こえないところにいても、いいよ」
藤島優也「……守宮さんは、頑張り屋だ。でも、それが少し、心配だよ。」
藤島優也「僕は大丈夫だよ。守宮さんを置いていくのなんて、したくないし。」
紫陽花「……だったら、私も平気」
鶴賀谷「僕が悲しいのはね、夕菜、君が彼女の蘇りを望んでいることだよ…」
紫陽花最初の言葉にちょっと、聞き覚えがあるような引っかかりは覚えたけど
紫陽花気にしないことにする
GM小さく笑って、彼はキミの手を握り直した。
夕菜「……どうして?」
夕菜「あたしが、よみがえったのに?」
鶴賀谷「君が彼女の娘だからね」「娘の願いことを叶えられないなんて、悲しいじゃないか」
夕菜「ママのお腹から、生まれる前に死んで、でも蘇ったのに?」
夕菜「パパとママの子供で、”朝菜”の妹なのに?」
鶴賀谷「彼女も君も死んでしまったことが悲しい」
夕菜「でも、あたしはここにいるよ。」
GM……そう、彼女は言いながら、キミの腹に頬を埋める。
鶴賀谷「そうだね…」 頭に手を置き
GM存在をキミに確かめさせるように、あるいはキミの存在を確かめるかのように。
GM……その時、洞穴の入り口側から、何かの気配がした。
GMというところで〆ちゃいますが大丈夫ですかん
GM(意訳:時間)
紫陽花大丈夫ですー
GM情報収集とかアイテム購入してもええんやで
紫陽花おじさん一家の修羅場を見てるだけウーマンになってしまった
GM雑貨屋で買い物
鶴賀谷〆大丈夫ですー 一部時間かけてしまってすいませんでした…