35.素晴らしき哉、人生
ScenePlayer:山田昭子 / Place:自宅
GM:シーン:《素晴らしき哉、人生》 / SP:ヤマサ醤油 / 場所:自宅
GM:違う山田昭子
一式:わろた
一式:誰だよ
一式:どう間違えたんだよ
GM:メーカーだよ
山田:くそっ
一式:突然のPC昇格
山田:何故か一瞬気づかなかった
山田:変なシーン名だなって思ってたらSPだった
桐哉:新キャラかな
GM:シーン名としてもおかしいだろ
山田:ほんとだよ
GM:工場見学の帰りかよ
一式:そういうのは11月のテラガンに置いといてください><
GM:キミは工場見学を終えて、とっぷりと日の暮れた帰路へとつく。
山田:見学してねえよ!
GM:工場見学!!!
山田:未遂だよ!!!
山田:工場調べようとして未遂だったやん!!!
GM:工場未遂
山田:あれは工場じゃなくて研究所か
GM:ひとり暮らしの家はいつも冷え切っているが、もう慣れたことだ。玄関の鍵を開けて、1DKの家の扉を開ける。
山田:バコーン
GM:とたん、ふわりとキミの鼻腔をくすぐる香ばしい香り。
《史上最悪の幸運》:「あっ、おかえりなさい!」「お風呂にする? シャワーにする? それともサ・ウ・ナ?」
山田:バターン
山田:「???????」
GM:はいってすぐのキッチンでジャァァァァと何か料理をしている少年がキミに声をかけてきたが、続く言葉は扉に遮られた……
山田:ちょっと表札確認するレベル
GM:山田って書いてあるよ
山田:もっかい開けるわ
《史上最悪の幸運》:「夕ご飯はもう少しでできますからー。その間にお風呂に」
山田:「ここうちなんすけど???」
GM:ジャァァァァァ
《史上最悪の幸運》:「えっ?」
《史上最悪の幸運》:「はい。」
山田:「何で居んの?????」
《史上最悪の幸運》:「(ジャアアアアアア)」
山田:「あと何作ってんの」
《史上最悪の幸運》:「夕ご飯を」
山田:「メニューをきいている」
《史上最悪の幸運》:「ギョウザ」
《史上最悪の幸運》:「ご飯はちゃんと土鍋で炊きましたよ」
山田:「おっ、すげえ」
《史上最悪の幸運》:「味噌汁はインスタントですけど」
山田:「あーいいよいいよ、いつも面倒で作りもしないし」
山田:「で、何で居んの」
《史上最悪の幸運》:「えっ?」
《史上最悪の幸運》:「夕ご飯を」
《史上最悪の幸運》:「ひとり暮らしだと帰ってきて作るの面倒ですし」
山田:「いやまあ、その見立ては正しいんだけどさ」
《史上最悪の幸運》:「ひとり暮らしになると思いますよね、帰ってきてご飯が出来てるってホント幸せ」
山田:「……帰るとこなくなったん??」
《史上最悪の幸運》:「えっ? ありますけど」
山田:「じゃあ尚更なんでわたしんちにご飯作りに来てんだよ……」
《史上最悪の幸運》:「夕ご飯を食べながら話そうかと」
山田:「お、おう」
《史上最悪の幸運》:「とりあえずお風呂入って下さいよ。シャワーでもいいですけど。脱がせて欲しいですか?」
山田:「うーんもうちょっといい男になってから言いな」
《史上最悪の幸運》:「残念だなあ。これでも女子高生にパンツ見せてもらえるくらいにはモテるんですけど」
山田:「おいおい、こっちは大人だぜ。まあいいや、お風呂入るわ」
《史上最悪の幸運》:「年上のお姉さんってすてきですよね。あがったら誤判できてますからそのままどうぞ。全裸でも構いませんよ」
GM:じゃあお風呂入って
山田:「褒めても引っかからんぞー。んじゃご飯はまかす」っつって鞄持ったまま風呂入って、
GM:カバン持ったままww
山田:内鍵をかけて、「うちにホプダイいるんすけどウケる」ってメールを支部の皆に送ってから
山田:風呂入ります
GM:ウケる笑う
GM:では通信制限のせいかセンター止まりしやがったメールに気づかずキミは風呂をあがって
GM:(意訳:今他のメンツでられへんねん)
山田:メール仕事しろぉ!!!
GM:センターだよ仕事しねえのは
山田:センター仕事しろ
山田:あ、全裸ではないです
GM:さておきキミが風呂をあがって居間に戻ると
山田:ご飯だ~~~
GM:先日一式と女子会した座卓に、なんか炭がよそわれたご飯茶碗と、ダークマターみたいなのが乗っかったお皿と、ラー油と醤油と酢のバランスが絶妙なつけダレと、インスタント味噌汁が並んでるよ
山田:「うーーーーん」
《史上最悪の幸運》:「あっ、今麦茶持っていきますね!」
《史上最悪の幸運》:「アッ座ってどうぞ」
山田:「料理できない系男子かぁ」
山田:座る
《史上最悪の幸運》:「え?」
《史上最悪の幸運》:「出来てますよ。火事にならなかったし」
山田:「3点」
《史上最悪の幸運》:「5点満点か。通知表かな」
山田:「100点満点だばかやろう」
《史上最悪の幸運》:「比率計算すると60点ですね。赤点すれすれだなあ、頑張らないと」
山田:「なんで計算した?」
山田:「まあいいや、話って何よ」
《史上最悪の幸運》:「人間には常に思考が求められるんですよ」
《史上最悪の幸運》:「ああ、まずはどうぞ召し上がって。気楽に聞いてください」
GM:麦茶コトッ
山田:事前に買って帰ってきたコンビニ飯を広げよう
山田:インスタント味噌汁は貰う
《史上最悪の幸運》:「思うんですけど、食材を無駄にするのはどうかと思うんですよ。教育に悪い」
山田:「あんたが料理した時点で無駄になってるから大丈夫だ」
《史上最悪の幸運》:「同じように作ったんですけどねえ。材料に変なもの入れてませんから退場部ですよ」
《史上最悪の幸運》:大丈夫
山田:「だめそう」
山田:まあでも気持ちを汲んでダークマター一口くらいもらうか……
《史上最悪の幸運》:「大丈夫ですよ。毒味しますか」
GM:ウッ
GM:炭の匂いしかしない
GM:脳が飲み込むことを拒否してる
山田:「炭じゃん」
《史上最悪の幸運》:「そんなことないですよ」
《史上最悪の幸運》:「(一口食べる)」
《史上最悪の幸運》:「(箸を置く)」
《史上最悪の幸運》:「本題に入りましょうか」
山田:「炭だろ?」
《史上最悪の幸運》:「ダークマターです」
山田:「持って帰れよ」
山田:「本題どうぞ」
《史上最悪の幸運》:「誰が食うんだよ」
《史上最悪の幸運》:「本題に入りますね」
山田:「ホントだよ。どうぞ」
《史上最悪の幸運》:「鶏の餌にもなりやしない」
《史上最悪の幸運》:「さておき。どこから入りましょうか……単刀直入に言うと、この街からでる気はありませんか」
山田:「うーん、単刀直入に言うと出たら死ぬんだよな」
《史上最悪の幸運》:「さらに単刀直入に言うと出られるようになりたくないですか」
山田:「そりゃなれるならなりたいわな」
《史上最悪の幸運》:「そこで方法論を提示しに来たわけですよ」
《史上最悪の幸運》:「まあ、半分くらいカマかけたんですけど。あなた、エディに殺されましたよね?」
《史上最悪の幸運》:「でも、生きてるわけです。ダークマターを食えないくらいに」
山田:「ああうん、何かそろそろ隠すの面倒になってきたし、そうね」
《史上最悪の幸運》:「そのときに僕らはハイドランジアシステムの起動を確認しています。そしてあなたがこの街を出られないっていう今の言質。」
《史上最悪の幸運》:「この二つを会わせるとあら不思議。あなたはハイドランジアに生かされた。でもこの街の囚人だ。それってつまり、あなたはシステムに取り込まれたってことですよね。」
山田:「そうなんの?そこまで考えてなかったな」
《史上最悪の幸運》:「あなたはつまり、システムに依存した生命体ってことでしょ? システムはこの街に根付いているから、この街を出ることが出来ない。」
《史上最悪の幸運》:「それと同時に、システムに依存している限り、僕らのシステム破壊によってあなたもたぶん死ぬ。違います?」
山田:「まあたぶん、そうなるんだろうなあ。されてみなきゃわからんけど、確かめたいとも思わんし……」
《史上最悪の幸運》:「正解のご褒美とかないですか。パンツとか。」
山田:「殺した原因そっちの人だからなぁ」
《史上最悪の幸運》:「その原因殺したのパンツじゃないですか。違ったパンツじゃない。あなたたちじゃないですか」
山田:「せやな。まあだからどっちもどっちで正解のご褒美はないな」
《史上最悪の幸運》:「クイズが当たったらご褒美くらいくれたっていいのに。おっぱい揉ませてって言うのは我慢したんですから」
山田:「パンツや胸ってそんな面白いか?」
《史上最悪の幸運》:「面白いっていうものじゃないでしょう? 最高です」
《史上最悪の幸運》:「さておき。そうなると僕らはもうどうしようもなく敵対するしかないですよね」
山田:「そっか~~」
山田:「うん」
《史上最悪の幸運》:「むしろおっぱいとかパンツとか言わない早川の方がむっつりだと思うんですよね」
《史上最悪の幸運》:「ただ、ここで一つ抜け道があるんですよ。いや、早川のむっつりの話じゃなく手ですね」
山田:「むっつりもオープンもスケベの一つの形じゃねえかな」
山田:「あ、うん」
《史上最悪の幸運》:「正直か隠匿かの違いかなあ……」
《史上最悪の幸運》:「逆に考えるんですよ」
《史上最悪の幸運》:「あなたがシステムを奪い取れば、あなたはどこにでも行けますよね」
山田:「ん?」
《史上最悪の幸運》:「今のシステムはこの地に根付いています。それは守宮紫陽花……聞いてますよね? リョウが話したって聞いてますけど……守宮紫陽花の遺志に根付いてるからでしょう」
《史上最悪の幸運》:「彼女はここで死んだから。彼女の遺志がそうさせたかどうかは、今は問いません。ただ、彼女が原因だと目されている。」
《史上最悪の幸運》:「その主体をあなたが奪い取れば、システムはあなたに依存することになります。システムにあなたが依存しているわけじゃなくてね。そうなれば主がどこに行こうと関係ないでしょう。」
《史上最悪の幸運》:「とはいえ、この話についてあなたがどうするかどうか、僕が決めることはありません。あなたの好きにすればいいし、僕が手助けをすることはたぶんないでしょうね。」
山田:「んー、でもそれって、私がその紫陽花って子に代わって妖精さん的なものになってしまうでは……?」
山田:「私はヒト的なものとして生きていたいのだけど」
《史上最悪の幸運》:「この間のおっさんがなんかいっていたでしょう。生死の違いって言うのは存外に大きくて、あなたは今生きていて、彼女は死んでいる。」
《史上最悪の幸運》:「んーーなんていえばいいかなーー」
GM:こめかみに指を当ててぐりんぐりんとまわす。
《史上最悪の幸運》:「システムと彼女は表裏一体ですけど、あなたとシステムは表裏一体じゃないし」
山田:(こめかみにスイッチがあって髪がポーンて飛んだらおもしれえな)
GM:ヅラじゃねーぞ
山田:はい
《史上最悪の幸運》:「あなたはシステムを支えに生きてるというかーー」
《史上最悪の幸運》:「一言で言えば、妖精さん的なものにはならないと思います。」
《史上最悪の幸運》:「妖精さん的なものになるとほら…おっぱい小さくなるじゃん」
山田:「んー、なるほど?何となく伝わってはいる気がする」
山田:「えっマジ……」
《史上最悪の幸運》:「ティンカーベルのおっぱいってなんかかたそうだし…」
山田:「じゃあその紫陽花って子はおっぱい縮んだのか……かわいそうにな……」
《史上最悪の幸運》:「そもそも死んだんだから縮むも何も……」
山田:PL的に言うとたぶん元からない
《史上最悪の幸運》:「まあ、そういうわけで」
山田:「死んでまでかわいそうだ」
山田:「うん」
《史上最悪の幸運》:「検討してみてくださいよ」
《史上最悪の幸運》:「もし僕らがシステムを破壊できなかったとしても」
《史上最悪の幸運》:「あなたが自由にこの街を出て行ける方法を、提示したんですから」
山田:「うーん、そうな、考えてはみるわ。……あんたが提示してきたってことは、わたしがそうすることでも、システム破壊と同等の結果が得られるんでしょ」
《史上最悪の幸運》:「……」「……保険。ですかね。」
どどんとふ:「一式」がログインしました。
《史上最悪の幸運》:「リョウがあなたに託したようにね。あいつは、一式さんの次くらいに、あなたのことをかっていたし。」
山田:「そうなん?どっちゃんとはアヒルの鳴き交わしくらいしかしなかった気ィすんだけど」
《史上最悪の幸運》:「かってなきゃ、アヒルの鳴き交わしもしませんよ。」
山田:「変わってんなFH。まあ、わたしもあいつ嫌いじゃなかった」
《史上最悪の幸運》:「個人主義ですからね。――あいつもあなたのこと、嫌いじゃなかったと思いますよ。もう聞けませんけど。」
《史上最悪の幸運》:「それじゃあ、ゴミの日は明日ですから」
《史上最悪の幸運》:「ダークマターの処理よろしくお願いします」
山田:「いずれ地獄で会ったら聞くかな。誤魔化されるだろうけど」
山田:「持って帰れよ」
《史上最悪の幸運》:「ゴミの日が明日じゃないんで」
《史上最悪の幸運》:「それじゃあ、また、カタストロフの日に。」
山田:「自分の出したゴミは持ち帰れ」
《史上最悪の幸運》:「地産地消って言うじゃないですか」
GM:いいながら彼は立ち上がって、
山田:「カタストロフのついでに片付けられるだろ」
《史上最悪の幸運》:「それまで放置するんですか」
GM:その言葉を最後に、じゅるり。まるで床に溶けるように沈み込み、
GM:ぴこん。キミの携帯が送信完了の通知音を鳴らした……
山田:「これで入って来てたのかあ……」
GM:ウケるってメールがみんなのところに届いたよ
山田:それに返事きたら「炭料理して帰ってったウケる」って返事するわ
一式:[]
一式:「110」
GM:返信返さないなら〆るよーー
山田:まあお帰りになったので……炭は捨てる……
GM:ゴミの日は明日だ、やったね
一式:返信したよ
鶴賀谷:「ええっーー!(立ち上がり)」「ええーー(着席)」 いまどこ…
山田:聞いた話はなあ、どうしようかな。メールで言うような話ではないから黙っておくか
桐哉:「マジすか今行くんで」して家出たら多分帰ってったウケるが来ると思う
桐哉:そのまま戻る
山田:とりあえず危害は加えられてないから、また明日でも詳しく話すーって
山田:いって終わりかな
山田:すまんなみんな
GM:危害は加えられてるだろ
山田:センターの所為で
GM:冷蔵庫の中身的な意味で
山田:あっ……
一式:持ち込みじゃないのかよ
GM:ギョウザの材料が消えてるよ
山田:持ち込みかと思っていた
桐哉:米も…
GM:後焼きすぎたダークマターがラップかけておいてあるよ
山田:米は仕方ないとしても……
山田:捨てるよ
一式:かわないとだめなひとたちはたいへんdなあ
山田:どっちも炭で十分だ
桐哉:モルフェセレブだ
GM:では
鶴賀谷:せれぶだ…
一式:これが経験点の力だ
山田:飯セレブ