11.《夢を見るとき》
ScenePlayer:守宮紫陽花 / Place:自宅前
GM:キミが家を出た時、にこりと笑う女性。
GM:彼女はキミの額に額をくっつけるかのように身を屈める。
GM:(結構背が高い)
紫陽花:1d10+36 侵蝕値上昇
DoubleCross : (1D10+36) → 2[2]+36 → 38
GM:じわっ
紫陽花:「……え、あの……どちらさまでしょう……」
女:「こんにちは、小さなお嬢さん!」
紫陽花:「こ、こんにちは」
女:「初めまして。ですね。あっ」
女:「もしかしたら、おはようございます、でしょうか?」
紫陽花:(困惑)
女:「どちらさま……ああ、私の事ですね。」
女:「初めまして、私の名前はマルガレータ。グレートフェンって呼んでくれたら嬉しいです。」
GM:フェンだかヒィエンだかもうなんでもいいよ
GM:面倒だからグレートヘンにしようぜ!
紫陽花:「ぐ、ぐれーとふぇんさん。はじめまして(困惑)」
女:「はい、初めまして。ええと、アジサイ・モリミヤさん。」
女:「ウメキチのお嬢さん、でしょう? うふふ。」
紫陽花:「えっ、えっ?」
女:「私にはわかります。だって前髪がそっくり。」
紫陽花:「(゜-゜`)」
グレートヘン:「どうして私がここに来たの? ってお顔ですね。」
グレートヘン:(紫陽花の鼻先を指でチョン)
紫陽花:むしろ「あなたなんなんですか」ってお顔だけど黙っておこう
グレートヘン:(この鼻がジャキーンされた痕……)
グレートヘン:「私はウメキチの……ウーン……そうですね……何といえばいいのでしょう。」
グレートヘン:「パートナーというのは少し違います。秘書、というのが近いでしょうか?」
グレートヘン:「ですが、私は知っています。」
グレートヘン:「あなたがUGNから、特異点《シンギュラリティ》と呼ばれていることを、私は知っています。」
グレートヘン:「……少し、お話できますか?」
紫陽花:「……は、はぁ。秘書さん、ですか。…………、……!?」
紫陽花:「……わかり、ました」
グレートヘン:「ありがとう! 私はとっても嬉しいです。」
紫陽花:「私も、聞きたいことができましたから……」
グレートヘン:「あら、本当に? それも嬉しいニュースですね。」
グレートヘン:「それでは、さあ、お嬢さんからお話なさい。」
紫陽花:「……あなたは、……あなたはオーヴァードなんですか?UGNの関係者ですか?それとも、」
グレートヘン:「それとも?」
グレートヘン:質問に質問を返すスタイル
紫陽花:「UGNでないなら……FHでしょうか」
グレートヘン:「わかりました。一つずつ答えましょう。」
グレートヘン:「オーヴァード、そうです。」
グレートヘン:「UGNの関係者……というのは、半分イエスです。」
グレートヘン:「FHかというのは、イエスです。」
紫陽花:「………」警戒顔
グレートヘン:「他には、何かあるかしら?」
紫陽花:「……なら、あの人……………父は、……父も、オーヴァードなんですか」
グレートヘン:「答えましょう。そうです。」
グレートヘン:「だからこそ、あなたの前から姿を消し、そして戻りました。」
グレートヘン:「彼の望みは叶わず、けれど叶います。」
グレートヘン:「小さなお嬢さん、あなたがオーヴァードということを、彼は知りませんでした。」
グレートヘン:「ですから、あなたから離れました。」
グレートヘン:「ですが、もはやあなたは覚醒しました。あなたにとっては残念なことに。」
グレートヘン:「彼の望みは叶いました。ですから、帰りました。」
グレートヘン:「……ある女性は、彼の事をこういいましたよ。」
グレートヘン:「あの人、寂しがりやだから、なんて。」
紫陽花:「………」
GM:真性のクズのことおのクーって呼ぶのやめろよ
紫陽花:何も言ってないやん!!!
グレートヘン:「他には何かありますか?」
紫陽花:「……望み、って。なんですか。何で今更、……それを私に教えて、どうしたいんですか」
グレートヘン:「答えましょう。あなたとある事。」
グレートヘン:「そして、手を貸してほしいという事。」
グレートヘン:「質問は終わりでしょうか?」
紫陽花:「…………、……」「………はい。ひとまずは」
グレートヘン:「では、私から話しましょう。」
グレートヘン:「あなたは、彼に生きてほしいですか?」
グレートヘン:「それとも、死んでほしいですか?」
紫陽花:「え」
GM:RC判定どうぞ
紫陽花:4dx10+11 RC
DoubleCross : (4R10+11[10]) → 9[1,6,8,9]+11 → 20
GM:Oh…
GM:キミにははっきりとわかる。
紫陽花:オラッこれが固定値だ
GM:固定値なぐりィ!
紫陽花:固定値《シンギュラリティ》
GM:ここから500mも離れていないどこか。
GM:ピィ、ンと。
GM:ワーディングが、はられた。
紫陽花:「!」
グレートヘン:「彼と、あなたの接触を。」
グレートヘン:「快く思わない、者がいます。」
グレートヘン:「彼はあなたに手を出すか。彼に手を出すか。」
グレートヘン:「……彼にしたようですね。」
グレートヘン:「私はあなたに手を貸してほしい、と言いました。」
グレートヘン:「私は彼の死を望みません。だから。」
グレートヘン:「ですが。」
グレートヘン:「あなたは、どうしますか?」
GM:意訳:うめきちさんが襲われてるから助けて><
GM:にも拘らず紫陽花の質問を優先させる、これがRB
紫陽花:わろた
紫陽花:「……私、は」
GM:彼女の手がそっと、キミの手をとる。
GM:……暖かい。
グレートヘン:「言ってください。どんな答えでも、私は構いません。」
GM:キミの脳裏に過ぎる、妹と父の姿。
紫陽花:(私を捨てたあの人が憎い)(今更帰ってきて、もう戻れない日常を見せつけるあの人が憎い)(そのくせ私から、仮初めの家族を奪っていくあの人が、)
紫陽花:(……でも)
紫陽花:「…………誰かに、死んで欲しい、なんて。思ってません……」
GM -> 紫陽花:ホンマ思うねんけど、このゴリッゴリの誘導に乗っかってくれるブンクラさんマジ神やわぁ
紫陽花 -> GM:くそわろた
グレートヘン:「あなたは優しい子ですね。」
紫陽花:「それは、どうでしょうね」
グレートヘン:「……あなたは、自分が許せていないのかしら。」
グレートヘン:「でも、私は。特異点《シンギュラリティ》であるあなたが、誰かの死を望むような子でなくて、ホッとしています。」
守宮梅吉:(はよこいよ)
守宮梅吉:(マジあいつ遅いんだけど###)
紫陽花:「……誰かに死を、与えたことはありますけどね。何度も」
紫陽花:「それで私は、どうしたらいいですか」
GM:彼女はぎゅっと君の手を握る。
グレートヘン:「でも、今は、止めることが出来ます。」
グレートヘン:「私ときてください。彼を殺したがる彼を、何とかしましょう。」
紫陽花:じゃあ黙って小さく頷く~
GM:彼女はキミの手を握ったまま、くるりとその踵を返し、走り出す。
GM:ワーディング。それが張られた付近。不意に日常が遠ざかる。何度も経験のある感覚。
GM:その真ん中に、二人の男が対峙している。
GM:いや、対峙しているというのは少し、違う。
GM:キミの父は地面に膝をついている。
GM:対峙する見知らぬ男は、キミたちの闖入に、父へと向けていたいぶかしげな顔を上げた。
守宮梅吉:「……紫陽花。」
男:「特異点《シンギュラリティ》……か? む……」
GM:見知らぬ男の手は獣のそれになっている。滴る血。その血の跡はキミの父へと伸びている。
GM:男の身には何らの傷もなく、キミの父の身には幾多の血が走っている。
グレートヘン:「私は無視ですか。」
グレートヘン:「いえ、構いません。私はこの場で何もできることはありません。」
グレートヘン:「だからこそ、私は走りました。小さなお嬢さんを呼びに。」
グレートヘン:(ドヤァ……)
男:(ウザい……)
守宮梅吉:(ウザい……)
紫陽花:(……)
男:「……?」
男:「何をしに来たのだ、特異点《シンギュラリティ》。通りすがりか?」
紫陽花:「わ、私は、その」
紫陽花:「……………死なれたら寝覚めが悪いんです。きっと」
男:「……。…………」
守宮梅吉:「紫陽花……」
男:「………………ふむ。」
男:「仕方ない。」