6.《追う者、追われる者》
ScenePlayer:早川桐哉 / Place:学校
GM:オラッ侵食値くらえやっ
桐哉:1d10+38 えーい
DoubleCross : (1D10+38) → 7[7]+38 → 45
GM:メリっ
GM:では。
桐哉:めりっ
GM:キミの学校は今、大変な時期を迎えている。
GM:多くの学生たちは毎日遅くまで学校に残り、煌々とした明かりの下で肩を寄せ合う。
GM:彼らが自宅に戻っても、彼らの責務は終わることはない。
GM:校舎のあちらこちらで怒号が響く。
GM:廊下にはバリケードめいた簡易建築物が立ち並ぶ。
GM:学業になど身が入るはずもない……
GM:つまりは、今週末が文化祭です
桐哉:大分近付いてた!!
桐哉:佳境だな……
紫陽花:泊まりで作業?
GM:キミはクラスの出し物の準備にてんやわんやだ。力仕事なんかは1/3程度押し付けられている。
GM:女子は一度自宅に戻り、大量の弁当をこしらえて校舎に戻る。何しろ学校で泊まり込みの男子たちの食糧を運ぶ役目が彼女らの責務でもある。
桐哉:意見出さない分、力でなんとかなる仕事で勘弁してもらってるような…
GM:なお、学校に止まるのは不純異性交遊防止のために男子のみです
GM:とはいえ、中には学校の目を盗んで泊まり込む女子もいるようで。
桐哉:修羅場なのもあって結構無法地帯っぽい気がする
GM:夜10時を過ぎ、夜食の握り飯をほおばるキミの隣で看板の絵を描いているクラスメイト、叶もまたその一人。
叶:「早川ァ。ちょっと見てくんない? ここさ、鶴の顔もっと大きくした方が迫力あるかなあ。(アクリルガッシュに汚れた手でキミを手招く。)」
GM:長谷川叶、少々絵心のある帰宅部。以前は美術部に所属していたが、部員ともめてやめたとかなんとか。
桐哉:「(握り飯もぐもぐ)んぁ、ちょいまち」最後のひとかけら食べてから近付いて、
「……あー…迫力出すならでかい方がいいんじゃねーの?」あまり分かってはない口調で
叶:「アッ、全部食うなよ早川。アタシのぶんも一個残しといてよ」
叶:「んー、やっぱそうだよなあ。ガッシュだしもうちょい顔でっかくするか……」
桐哉:「あ? これ夜食だろ、お前今日も泊まんの?」修羅場なのは分かってるけどーと
GM:スクールカーストの中では上位ではなく、かといって下位でもなく。
特段仲のいい女子はしらねども、彼女を嫌う誰かをキミは知らない。
桐哉:ほうほう
叶:「だって、デカい方がいいんでしょ。だったら描きなおしじゃん。明日の朝一で仕上げないと」
叶:「山口達も泊まるみたいだし、いいっしょ別に。」
叶:「あっ、早川! 女子の部屋に来るなよな。ぱやっち(担任だ。)にばれたらあと面倒だし。」
桐哉:「そりゃあいいつったけど、そんな手間かかるん? 大きくするんだったら上から塗るとかですまねーのかよ」
叶:「はー? 乾くのに時間かかるじゃん。」
桐哉:「いかねーーよ、大体行こうがどうせガード勢が門前払い決めるだろ」
叶:「これなら多分12時には乾くから、それまで仮眠して……その後作業だよ。まさか早川、夜中の12時、かよわ~い女の子に、一人で家から歩いてこいって?」
叶:「わかってんじゃん。モメたら文化祭取り消しなっちゃうもんね。」
桐哉:「あー…」<渇くの 「だったらそのまま行っちまえば? 正直そこまで考えいってなかったし」
「まあ夜中にまた来るよりは泊まりのがマシかもしんねーけど」「家平気か?」
叶:「迫力ない看板じゃ、人寄せらんないよ。」
叶:「だいじょぶだいじょぶ! 弟に口裏合わせてもらってるから!」
叶:「ってか、お腹すいたー! 早川、おにぎり頂戴(あーん)」
桐哉:「お前そういうとこほんと真面目な」
叶:「看板娘だからね(ドヤァ」
桐哉:「ま、なんとかなってんならいーけどよ」おにぎり包み軽く投げ渡し
叶:「あーん」
叶:「この手で持ちたくないの(ガッシュまみれの手を見せる。)。あーん」
桐哉:「ムダに上手い事言いやがって…」「……食えよ自分で!」
桐哉:「あー……」
桐哉:しゃーねーなー感ばりばりでおにぎり口元に持ってくよ
叶:「ん、さんきゅー!」
桐哉:「ん。」「……ってか手洗ってくればよかったんじゃね?」
GM:笑顔でキミの手に持たれたおにぎりをぱくりとほおばる叶。
叶:「んふ~、ん~~」
GM:幸せそうに目を細め、もぐもぐと食べるさなか。その長いまつ毛に縁どられた目をぱちぱちと瞬かせて、自分の手を見下ろした。
叶:「(ぽむ)(手を打った)」
桐哉:「…?」
叶:「(ごくん)それもそっか。でもまあ、いいじゃない。」
叶:「アタシは鮭が大好物なんだよ。このにぎり飯が鮭だからちくしょうー(ぱくり)」
GM:わけのわからない事を言いながらまた、キミの手からおにぎりをほおばる。
GM:※イクラの握り飯でした
桐哉:「大好物なら尚更自分の手で食えっつーの、おにぎり一食分持ってる身にもなれよ」
「ってか鮭じゃねーし」
叶:「(もぐもぐもぐ)分からず屋。まあいいや、ごちそーさま」
GM:キミの指に残った米粒を一つ、唇の先で掬うようにくわえる。
GM:かすめるように触れた唇がいやに柔らかかった気がした。
叶:「んじゃ、アタシ仮眠とってくるわー。早川も大概にして寝ろよね」
桐哉:「……、」「お前さあ……」呆れたような声の先が続かず、
「ん。了解。 一段落ついたらなー。時間アレだったら適当に起こすわ」
叶:「あ、そうだ、おにぎりホルダーのお礼にこれ上げる。元気出るよ。」
GM:教室を出がけ、彼女はぽいとスカートのポケットから取り出したサンプルらしきサプリをキミに放り投げた。
叶:「だいじょぶ! 寝起きはいいんだからね。弟毎朝起こしてるしー」
叶:「アタシが戻って来た時に早川まだ起きてたら寝床に放り込んじゃおうかな」
桐哉:「あん? んだこれ」渡されたの見つつ。配ってたことくらいは知ってるかしら
GM:知ってますねー ちょうど朝のピークとかよく駅前や学校の前で配ってる
GM:けど君はティッシュがついてないのでもらわなかった
GM:「シードサプリメント」とかいうやつ
桐哉:「じゃあそれまでには自力で寝床いけるように善処すっかな」
なるなるー ティッシュついてないと興味ないからな…
叶:「……ちぇっ。いてもいいのになー」
桐哉:「あー、あのなんか配ってるやつかこれ」ためつすがめつ
叶:「ウン、なんか……美容にいいとか睡眠不足にきくとかすごいらしいよ」
桐哉:「いたってそっちはそっちで作業に集中すんだろ」
「ほーん…なんかそういうのってうさんくせえヤツじゃねーの?」
叶:「……」
叶:「バカ。バ~カ。バカ早川~。」
叶:「お肌つやつやになればいいじゃん? おやすみ!」
GM:そう言って彼女はスカートを翻し教室の外へと駆け出していく。
桐哉:「んだよ、朝一までなんだろが」作業詰まってるだろーってしつつ
「なってどーすんだよ…」「ん、おう」って見送るかな…
GM:では。
GM:キミも作業がひと段落したのがその一時間後。
GM:彼女が起きてくるにはまだ一時間ほどある。
GM:キミは大人しくクラスメイトが雑魚寝する教室へと向かい、
GM:マットの上に適当に持ち込まれた毛布にくるまり……
GM:……朝だ。
GM:食糧調達部隊の女子が鍋を鳴らして男子を起こしに来る。
GM:キミはクラスメイトと共に顔を洗い、寝ぼけ眼をこすりながら教室へと向かう。
GM:そこには昨日キミが見たよりも一回り大きく、迫力のある鶴の絵が描かれかけていて……
GM:……けれど、それを描いているのは叶ではない。
GM:同じくクラスメイトの男子だ。名口クン、確か彼は美術部員だ。
桐哉:ほう…
名口:「おっ、早川、この看板に興味があるのかね?」
名口:「ここで装備していくかい?」
名口:「武器は装備しないといけないんだ」
GM:なお、見回しても叶の姿はない。
桐哉:「(作業支援の)依頼は受けねえぞ」「ってか名口、長谷川来てねーの? 昨日張り切ってたのによ」
名口:「請けろよ!」
名口:「……?」
名口:「長谷川? 誰?」
名口:「!!」
名口:「早川、お前……」
名口:「彼女か?(小声)」
桐哉:「受けねえ(大事二回)」
桐哉:「……は?」
名口:「照れんなよ」
名口:「美人? おっぱいデカい?」
桐哉:「誰ってお前、長谷川だよ、長谷川叶」「彼女じゃねーし」
桐哉:「ってかお前が知らねえわけねえだろが」彼女じゃないから気持ち早口に続けて
名口:「? いや、知らねえよ。オナ中の奴?」
桐哉:「美術部だっただろがアイツ」「…なあ、本気で言ってんのか?」
名口:「……早川ちゃん、あなた疲れてんのよ」
名口:「それともあれか。彼女出来なさ過ぎて妄想彼女でも作ったんか。」
名口:「休め……ッ! もう……休めッ……!」
桐哉:「…………」「なら聞くが」「そこの絵描いてたの誰だ?」
名口:「は? 俺だぞ?」
桐哉:「メインの鶴は」
名口:「いや、俺だよ!?」
桐哉:「…………」ちなみに周りに他の生徒居ます?
GM:いますよん
GM:飯食ってる
GM:紫陽花ちゃんと一式さん暇だろうからガヤの学生やってええんやで
桐哉:居るならちょっと名口ほっぽって、同じようにこの絵の作業中のこと尋ねてみますが
紫陽花:ガヤ…ガヤ…ガヤ…ガヤ…
桐哉:ガヤってるううう
クラスメイト:「アイツはイクラが大好物なんだよ、よりによってこのにぎり飯がイクラだから…! え、なに?」
クラスメイト:「え、あれ名口の大作じゃん」
クラスメイト:「あいつも美術部との掛け持ちでよくやるよなー」
紫陽花:名口 大作(17)
名口大作:「はい」
桐哉:名付いた
名口大作:これで安泰
名口大作:名前がないと死ぬからね
桐哉:名口の名前は聞いてねえ とか言わなきゃいけない
クラスメイト:「名口の名作じゃん」
桐哉:さっそく名前ついてるやつ消えてるんですけどぉ!!
鶴賀谷:名前ガードは有効(頷き)
名口名作:「弟です」
GM:で、なんかするかな
桐哉:さておき「…………(覚えてないのか、誰も?)」眉顰めながらもう一度描きかけの鶴見上げてみたりして
桐哉:んー…
桐哉:叶が居た痕跡残ってそうなとこって心当たりないですかなー
GM:名簿
桐哉:それだ!
GM:名簿を見る。
GM:男女混合の名簿。
GM:長谷川はキミの直前だった。
桐哉:自分の近くだからわりと覚えてたりしたかな…名前ある?
GM:中川……名口……根津……羽川……早川。
GM:いない。
桐哉:「……(マジかよ)」もう一度確認しても確実にいないんだろうなあ
GM:まったくいないですね
GM:なんかする?
桐哉:そうな…とりあえず普通の状況じゃないのは明白なんだけど
GM:普通の状況じゃないわね、文化祭前の修羅場だしね
桐哉:修羅場でも人が綺麗に消えたりはしないね!?
桐哉:そうなー、こういう事象自体の話って特に来たりしてないです…?
GM:特にはないかな
GM:では知覚判定をどうぞ
桐哉:4dx10 <知覚>
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,5,5,10]+5[5] → 15
GM:わろた
桐哉:まわった
GM:こんなところで回さなくても!!!!!!!!!
紫陽花:おお
鶴賀谷:まわってる
桐哉:運使っちゃったかな!?
GM:ではキミはふと朝の校庭を見る。
一式:桐哉いいやつだったのに
GM:校庭のむこう。
GM:校門の前に。
天罰《イノセンス》:「……」
天罰《イノセンス》:「(ぱく、と口を開く。)」
桐哉:「……!」
天罰《イノセンス》:「ばか。ば~か。ばか、はやかわ。」
天罰《イノセンス》:(と、言っているように唇が動く。)
天罰《イノセンス》:(そしてゆっくりとしゃがみこむ。)
天罰《イノセンス》:(顔を覆う。)
神出鬼没《ドッペルゲンガー》:(すごくしょっぱい顔でそれを見下ろしている。)
桐哉:その口パク見たらダッシュでそっち向かいたい勢い
GM:むかっていいよ~。
GM:ここでちょっと一旦切ろうか
桐哉:じゃあ向かうというところで!
GM:あ、シナリオロイスで天罰《イノセンス》とPC間ロイスで一式さん上げる
GM:これで一式-早川と紫陽花-鶴賀谷でロイスが閉じてるはず
GM:では感情決めておいてね
GM:ではでは。