43.《新世界へ》

ScenePlayer:なし / Place:ホテル屋上

GMそうして、
機械仕掛けの神《グレートヒェン》「(歯茎を見せて、笑って見せた。)」
機械仕掛けの神《グレートヒェン》「さあ、始めましょう!」
機械仕掛けの神《グレートヒェン》「復讐劇は終わりました。ご満足ですか、鶴賀谷さん!」
機械仕掛けの神《グレートヒェン》「ですが、ここからが新章です。いいえ、」
機械仕掛けの神《グレートヒェン》「創世記の始まりです。」
機械仕掛けの神《グレートヒェン》「私は《機械仕掛けの神》。すべての罪に、許しを希う者。」
機械仕掛けの神《グレートヒェン》Dロイス:怪人〈スプーキーカインド〉/世界の改変を行う
GMくるりと彼女はスカートを翻し、あなた方の目の前で手を広げる。
GMバサリと彼女の背から生える羽。
GMその姿はまるで天使のごとく、
GMただ張り付いたかのように笑みだけが変わらない。
GMべきり。めきり。世界が、視界が、まるで劇場の幕を破るかのようにちぎれていく。
GMまるでそこは荒野。なにもない世界。
GMそこにそびえ立つ一本の大木。キミたちの目前にそれが広がって、
GM──鶴賀谷の言葉になにも答えない《とどめの一撃》。その身体からは生気が抜けて、すでに死したことがうかがわれた。
GM(合唱が消える。真夜中のように黙っている。)
GMなにもない。
GMなにもない。
GMなにもない。