4.《緑の目》
ScenePlayer:守宮紫陽花 / Place:運動場
GM:その日、キミは妹の付き添いで市民運動会に出よる準備をしていた。
GM:出る
紫陽花:出ちゃ駄目みたいに言うなwwww
GM:妹とそろそろ出かけようとした、その時。
GM:玄関のチャイムが鳴る。
GM:出ちゃダメなので迎撃するチャイム
GM:キミが玄関の扉を開いた時。
一式:出たら誰かが死ぬ
守宮梅義:「やあ、おはよう。……覚えているかな。」
守宮梅吉:なまえまちがえた
GM:ウメキチですけどなにか
紫陽花:ごく一般的なおなまえ
GM:紫陽花の父だから植物から取ろうと思って……
紫陽花:植物一家だったんだな……
紫陽花:「…………」
紫陽花:そのままちょっと固まってる
紫陽花:覚えてないわけではなく
守宮あやめ:「味サインさ」
守宮あやめ:「紫陽花さん?」ちょっとかんだ
GM:ひょいと玄関を覗き込む、妹。彼女もまた、固まった。
GM:けれど彼女の硬直はキミよりも早く解除され、
守宮あやめ:「……お父さん……?」
GM:アッ
GM:普通に間違えてたわね????????
紫陽花:共通してるのは母親です!!!!!
GM:はい!!!!!!!!!!!
守宮あやめ:TAKE2
守宮あやめ:「おじさん……?」
紫陽花:「……あやめちゃん、ごめんね。出かけるの、もう少しだけ待って」
紫陽花:妹が来て我に返った
守宮あやめ:「え、あ……はい。ええっと、おじさんに、お茶。いれるね。」
守宮梅吉:「ああ、そんな気にしなくていいよ、あやめちゃん。紫陽花も。」
紫陽花:「……今更、何の用ですか。手短にお願いします」固い声で
紫陽花:「今日は運動会で、あやめちゃん、楽しみにしてたんだから」
守宮梅吉:「今さら……だけれど。」少し眉を下げる。「罪滅ぼしに。ね。」
紫陽花:「罪滅ぼし」「…………私はここまで、あなた無しで育ちました。おばあちゃんには、とてもお世話になりましたけど」
紫陽花:「そこへ急に現れて、……罪滅ぼしなんて」
守宮梅吉:「ようやく、身辺が落ち着いたものだから。紫陽花や、あやめちゃんの援助を出来ればと思って。」
GM:妹がたらいまわしにされた時に一回寄ったんだよ(必死)
紫陽花:なるほど(まがお)
GM:うっかりGMがメモをうつし間違えて守宮母がレズ結婚してたからそれよりは多分マシだ(必死)
紫陽花:きっと一度会わなかったけど様子見に来てたのね!(捏造)
GM:電柱の影からそっと見守ってたんだよ!(必死)
紫陽花:「…………」
紫陽花:「すてたくせに」
紫陽花:「私のこと、捨てたくせに」
守宮梅吉:「それを後悔している。」
守宮梅吉:「だから、今さらと言われることも承知の上で、来たんだ。」
守宮あやめ:「えっと……、紫陽花さん、おじさん。」
守宮あやめ:「お茶、入りました。」
守宮あやめ:「運動会、11時に行けば、間に合うから。」
紫陽花:「……あ、ごめんね、あやめちゃん。ありがとう」
守宮あやめ:「おじさんも……久しぶりだし。上がって行ってほしいな、って。」
紫陽花:「……そうね、玄関でこんなこと言ってても始まらない」「たださっきも言いましたけど……運動会なので。あんまり長い話なら、またの機会でお願いしたいです」
守宮梅吉:「ありがとう。……すまないね、気を使わせて。」
守宮梅吉:「ああ。……参観に行っても、いいかな。」
守宮あやめ:「……いいの?」
紫陽花:「え、」「…………」あやめちゃんの表情をちょっと横目で確認しよう
紫陽花:嫌そうならお断る
GM:ちょっと嬉しそうだ。
紫陽花:「あやめちゃんが、良いなら……」
紫陽花:こっちはめっちゃ困惑してるよぉ!
守宮梅吉:「ありがとう。いいかな、あやめちゃん。」
守宮あやめ:「うん。……幼稚園ぶり、だし」
守宮梅吉:「そうだね。楽しみにしているよ。」
GM:そういって彼はあやめの頭を少し撫でてから、ダイニングへと上がる。
GM:その話し合いはどうなっただろうか。彼の主張は大して変わらない。
GM:身辺が落ち着いたから、二人の援助を――二人が望むのならば引き取って――行いたい、と、そう。
GM:湯のみ茶碗を置き、ひと息をついた彼はあやめを見た。彼女はお盆をじっと見つめている。
紫陽花:今はどこで何をしてるんですかとか、お相手の方はどうしたんですか、納得してるんですか、とか、なんかそういうことは聞いたかもしれん
GM:今はA市(地元)に戻ってきて商社で仕事してる。お相手はもう数年前に亡くなったんだってさ
紫陽花:なるほど……
GM:彼女の喪に服す期間も終えたので……って話だった
紫陽花:そういうことなら……まあ恋人の話は突っ込んでは聞かない……
紫陽花:でも色々反発心は沸くし、霧谷さんに見せられた写真の件でも気になってるから、心は許せてないかんじ
GM:じゃあ回答はまだ保留する感じかな
GM:そうこうしてるうちにそろそろ出発時間だ~
紫陽花:「……今日、急に返事はできないです。少しあやめちゃんと話す時間もください」
紫陽花:とかって言っておいて時間かなー
GM:はいはい
GM:では、キミは、そんなもやもやとした気持ちを抱えたまま運動会へ三人で出かける。
GM:ふしぎな三人だ。紫陽花を中心に歩くものの、あやめは3:4の割合で紫陽花に、父に話しかける。
GM:話しぶりで察することが出来るだろうか。どうやら彼女は幼稚園から小学校にあがる一時期、彼に引き取られていたようだった。
GM:少なくとも彼女は、本当の父親よりはマシに思っているようで――それが何を意味するのかはキミは知らない――キミのように捨てられたとは思っていないようだった。
GM:事情があってあやめを手放した、が、その事情はあやめも聞かないし、キミはもちろん知る由もない。
GM:傍から見ればごく普通の家族のように見えたかもしれない。
GM:けれどその実、キミたち三人の間には不思議な溝があって……
GM:会場についた。おりしも運動会は始まったばかりで、あちらにもこちらにもレジャーシートを引いたご家族がひしめいている。
GM:キミたちはその一角にレジャーヒートを敷いた。準備運動にストレッチを始めるあやめと、彼女にアドバイスをする父をキミはぼんやりと眺める。
GM:レジャーシート
GM:そのぼんやりとした視線がふと、次の競技のピストル音で揺れた。
GM:その先に、
GM:一足早い弁当を囲む一式一家が映る。
GM:息子は母の膝に甘え、母は息子の鼻をつついてからかう。父は息子が甘え過ぎだと、母の膝からはがそうとして、そのままじゃれあっている。
こんなにも距離があるのに、その三人の笑い声が聞こえるかのようだ。
守宮あやめ:「紫陽花さん」
GM:そんな声で、キミは我に返る。
紫陽花:「あっ、な、なに?」
GM:血の半分だけ繋がった妹は、今も一緒に暮らしているのに、よそよそしく「紫陽花さん」と、キミをそう呼ぶ。
守宮あやめ:「50m走、行ってきます。」
紫陽花:「あ、うん、わかったわ。応援してるね」
守宮あやめ:「ありがとう。頑張るね。」
GM:そう言って彼女は駆けていく。
GM:彼女をやはり見送った父が、キミの隣に座った。
紫陽花:いってらっしゃーい、と手を振って見送って
GM:血が繋がっている。けれど彼はキミを捨てた。
紫陽花:隣が見れない
GM:彼もキミに視線を向けられないのだろう。
GM:沈黙が降りる。
GM:その沈黙に研ぎ澄まされた耳が、聞きなれた声を捉える。
GM:息子を呼ぶ声。笑い声。子供が母に、父に甘える声。父が母を呼ぶ声。
GM:穏やかな、平和な、幸せな家族の光景。
GM:今のキミと、なんて違うのだろう?
GM:同じオーヴァード。それなのに。
紫陽花:ここで突如イージーエフェクト:蝙蝠の耳に覚醒する紫陽花
GM:目覚めていいんやで
GM:目覚めて聞くのはあまりにも幸せ過ぎる一式一家の会話だけど
紫陽花:取ろうと思って忘れてたのを描写で思い出したので余ってる経験点ですっととります(土下座
紫陽花:鮮明に聞こえて死にたくなるやつぅ
GM:鮮明に聞こえる、幸せな家族の笑い声。
GM:その声が耳について離れない。
GM:今のキミの胸に浮かんでいる感情は、嫉妬にも似ている。
GM:キミはオーヴァードであり、特異点であり、そしてあまりにも多くの人を失ってきた。
GM:家族、藤島、林檎、そしてようやく取り戻せたと思った藤島も、消えた。
紫陽花:(うらやましいな)
(あそこにはたくさんの、私の持ってないものがある)
紫陽花:(あそこはきっとあたたかくて、しあわせで、)
紫陽花:(——私も、あんな場所にうまれていたら)
GM:失わせ続けるばかりの日々。そしてキミもまた、失い続けるばかりの日々。
GM:それに比べて………………
GM:……運動会の結末は、あまり覚えていない。
GM:目を逸らし続けているのに、耳は幸せな家族の会話を捉え続けている。
GM:それがあまりにも胸に迫って、捨てられた事実が、失わせた事実が、失ってきた事実が、あまりにも胸をついて。
GM:夕食を一緒に食べようという誘いに、あやめは大きくうなずいた。……成績は良かったようだ。
GM:その誘いに適当に頷いて、なんの話だったかと考えてしまう程度に。
GM:キミがようやく二人に意識を戻した時、キミはどう思っただろうか。
GM:妹は父に懐いている
GM:そして父は妹を受け入れている。
GM:キミは、父に捨てられた。
紫陽花:こう、無意識に歩調がちょっと落ちて、二人の背中を見てる感じなんだろうなぁ
GM:夕暮れの道、キミはいくつもの感情を胸にぐるぐると抱いている。
GM:一式への嫉妬にも似た羨望。あるいは嫉妬そのもの。二人への疎外感。なぜ自分が捨てられたのかという疑問。
GM:それらの感情を渦巻かせたまま、キミは気づかぬうちに二人の背を見つめていた。
GM:あとRPなければ〆ます!
紫陽花:(なんでこうなのかなぁ)(私は私なりに、がんばってきたつもりだけど、)(そんなんじゃ何も手に入らないのね)
紫陽花:(それならいっそのこと)
紫陽花:(ぜんぶなくなってしまえばいいのに)
紫陽花:以上で
GM:やけどあーちゃんが闇落ちした
紫陽花:こういう方向に誘導されている気がした
GM:ハイ
紫陽花:やからあーちゃんは闇落ちした
GM:ありがとうございます
GM:これ一切秘話なしで誘導聞いてくれてGMホンマ感涙
紫陽花:わりとノリノリだったPL
一式:www
紫陽花:こういうことかなってな!!!
GM:以心伝心!!!!!!
紫陽花:ヤンデル系の嗅覚は鋭い
どどんとふ:「一式」がログインしました。
一式:またおちたー
GM:一式ィ!
紫陽花:何故か謝りたくなったおかえりなさい
一式:なんだ
GM:ということでしなりおろいす
GM:シナリオロイス:とどめの一撃《クーデグラ》と、PC間ロイス鶴賀谷おじさんどうぞ
紫陽花:ハーイ
紫陽花:とどめの一撃《クーデグラ》でとるです?守宮梅吉ではなく
GM:あ~
GM:そうね……
GM:うめきっさんで
GM:そっちの方がとりやすいかなって
紫陽花:ういうい
GM:まあ同一人物だし
紫陽花:いや、クーデグラだってことは知らんなって思ったもので
GM:タイタスになるときは一緒だ(たぶん)
紫陽花:ハイ
GM:はーい
GM:鶴賀谷おじさんは何でとる?
GM:感情の話だよ!
GM:ほんと紫陽花の顔グラ鼻先っちょジャキーンしそう
紫陽花:やめろwww
紫陽花:信頼/疎外感 かな。前回のまま
GM:うめきッさんには?
紫陽花:推奨じゃなくても平気ですかに
GM:だいじょぶですよん
紫陽花:じゃ、執着/憎悪
紫陽花:憎悪表で
GM:はいはーい
紫陽花:私のこと捨てた!しかも今更父親面!ってぷんすこしてるけど、逆に言えば執着してるからこそこんなに恨んでる
GM:はいはいな