30.《友達以上恋人未満》
ScenePlayer:守宮紫陽花 / Place:学校
GM:紫陽花ちゃん登場したのって寝るところまでだよね
紫陽花:ぐれへんさんに寝かしつけられたとこまでだったはず
GM:スリーピンしてからさっぱり出てこなくなったはずと記憶してるけど
GM:あいあい
GM:侵食値あげなくていいよ~
紫陽花:あい~
GM:キミは一介の女子高校生だ。レネゲイドなど知らない、もちろん特異点なんかも知らない。
GM:オーヴァード? なにそれおいしいの? 最近できたケーキ屋さん? みたいな感じである
GM:家族は父と妹が一人。母と父は離婚したけれども、二人の親権が父親に渡された時点で事情はお察しである。
GM:凛とした祖母が先日亡くなって悲しみに暮れたのもつかの間、キミは家族のは早くも担おうと奮起しているころかもしれない。
GM:姉妹仲はすこぶる良い。何しろ随分年の離れた妹が、キミのことを「紫陽花ちゃん」と呼ぶほどなのだから。
紫陽花:お、ここだとあやめちゃんとは実の姉妹設定?
GM:実の姉妹設定だねえ
紫陽花:おおおおお
GM:特異点がないから数奇な人生経験も少な目
紫陽花:はっぴー
GM:父親も失踪キメてないぜ
紫陽花:はっぴー!
GM:妹と父に弁当を渡し、急いで家を出たキミの鞄には一通の手紙が入っている。
GM:昨日の夜届いた、藤島からの手紙。……転校した彼と、引っ越しの日に会ったのはもうだいぶ前だ。
GM:友達以上、恋人未満。二人の間に漂っていたそんな空気は今も変わらず、手紙の文字列の中に踊っている。
GM:大学はA市の大学にしようと思う、なんて言葉に胸も躍ったのは昨日の夜だ。
GM:A市にある教育学部、彼はそこを目指すのだという。おっとりとした彼らしい、なんてキミは思ったかもしれない。
どどんとふ:「桐哉」がログインしました。
GM:でも、昨日は忙しくて……返事をかけなかったし。読み返すのも3度で留めてしまった。
GM:四回目の読み返しと内職の為、キミは鞄に手紙を忍ばせて学校へ走っているのだ。
GM:学校へつけば、クラスメイトが何人か、キミに声をかけた。キミは軽く挨拶を返し、自分の席へとつく。
GM:隣の席はまだ、空白だ。やはり転校して行った結崎の席はキミの隣、一番後ろの席。補充される事もなく、前の席の男子の荷物おきと化している。
GM:そろそろ結崎にも手紙を書こうか……彼女はキミとかなり親しい友達だったから、寂しがっていそうだ……そんなことを思いながら、キミは鞄を開けた。
紫陽花:(藤島くんへのお返事とー、ああ、結崎さんにも手紙書かなきゃ。水花ちゃんも元気かしら)
GM:と。携帯がかわいらしい音を立てた。
GM:見れば、メールの着信。
紫陽花:お。読もう
GM:画面を見る。早川桐哉。一瞬知らない人の名前のように思えた。
GM:……いや、知っている。この間犬に追いかけられていた時に、追い払ってくれた隣のクラスの男子だ。
GM:お礼のクッキーを持って行った時、何となく流れでアドレスを交換したのだっけ。
GM:メールを開く。
紫陽花:(? ……あ。ああ、あの時の人……)
メール:『無事か?
メール:『こないだの怪我、無事か?
メール:そっちも把握してるかもしれねーけど、今街で人が消える事件が起こってる。
メール:そっちも把握してるかもしれねーけど、文化祭で合同イベントの話が出てる。
メール:単刀直入に言えば、その事件起こしたヤツがお前と接触してたって話が入ってる。無事でいるなら、気をつけろ。
メール:単刀直入に言えば、女子がメイド服でフリフリの服着て接客するって話が入ってる。そういうの嫌いなら、気をつけろ。
メール:早いとこ合流したいと思ってる。連絡頼む。』
メール:早いとこ対策するなら連絡頼む。』
紫陽花:PLくっそ笑ってる
GM:……随分と親切なメールだ。
紫陽花:「……そ、そうなんだ……」きょとーん
GM:どう返信しようか。メール画面を見てもさっぱり浮かばない。
GM:というか、なんでこんな話を私に……
紫陽花:(連絡って言われてもなぁ。硬派タイプでそういうの反対なのかな。女の子の反対者探してるとか?うーん)
紫陽花:(……あとで返事しよう)画面閉じる
名川:「どったのやもりん。フリーズして。フジシンからデートのお断りのメール?」
GM:そんな声をかけてきたのが、目の前の席の女子だ。
紫陽花:「わ! ち、違うよ、そういうんじゃなくて!」
名川:「じゃなくて~……アッ、じゃあフジシンに彼女が出来たとか?」
GM:そんな話をしていたせいか、教室の扉が開いたことに気づかなかった。
紫陽花:「何で藤島くん絡みになっちゃうの!?」
名川:「やもりんがフリーズするほど気になってるのって、筆頭フジシンじゃない?」
GM:きゃいきゃいと笑う彼女の視線が上に上がる。
GM:キミはその視線の動きにつられて振り返る。
GM:そこにいたのは先ほどのメールの主、早川だ。
GM:ついこの間の雨の日、道端で捨てられていた子犬に一人、傘をさし掛けていたとかいう話を聞いた。
紫陽花:「ええー、そんなこと……あ」
GM:隣のクラスでもとても親しい友達がいるとは聞いたことがない。だからキミに良くしてくれるのだろうか。
GM:※イノの事は紫陽花が知らないので再現されない
紫陽花:ハイ
名川:「うわっ、早川じゃん。」
名川:「ちょっとー紫陽花ちゃんに何しに来たのよ。」
名川:「あんたと紫陽花ちゃんはすむ世界が違うのよっ。雨犬傘助奴~~」
紫陽花:「な、名川さんそれはちょっと言い過ぎじゃないかな……」
早川:「ん、よす」
早川:「んな噛み付くことねーだろ、野暮用だ野暮用」
紫陽花:「おはよう、早川くん。どうしたの?」
名川:「ああん、やもりん優しい~かわいいなあもう~」
GM:名川はキミの頭を両手で抱きかかえ……早川を振り返っているキミの後頭部を、彼女のふくよかな胸がふんにゅりと受け止める。
GM:両手はキミのあごと後頭部に回されてワッシャワッシャしてるのだけど。
紫陽花:(あっ大きさ負けてる)
名川:(ふにゅん)
紫陽花:(瞬間の真顔)
名川:(ふにゅんふにゅん)
紫陽花:「名川さんー、今日のヘアピンとれちゃう……」
名川:「ヘアピン外れたらあたしが付け直したげる~。かわいいなあもう><」
早川:「あー、とだな。アレだアレ、メールしただろ」やや目を逸らしつつ「合同イベントのやつ」
紫陽花:「もー」とか言ってからもっかい早川くんを見る
紫陽花:「あ。ああうん、さっき見た。……見たけど、どうしたらいいかなーって思ってて……」
名川:「なに早川。アタシのやもりんがひらひらふわふわの服着るの反対なの。(真顔)」
早川:「うちんとこの女子が同盟軍ーとか言ってどうこうやりだしたから、勧誘気をつけろよ、っつー……話」
紫陽花:「ながわさん」
名川:「同盟軍」
早川:「ま、やりてーなら別にいいんだけど」
紫陽花:「同盟軍」
名川:「ぜったいカワイイ」
早川:「反対派と推進派ってやつ」
名川:「早川ァ!」
早川:「あんだよ」
名川:「あんた反対派ね? 反対派のレジスタンスね??」
名川:「これ以上の抵抗はやめろ! さもなくば早川はぱっつぱつのSサイズメイド服の刑に処す!」
紫陽花:「わ、私は別に、すごく着たいわけでも着たくないわけでもないから、そういうのは情熱溢れる人達に任せようかなって」
紫陽花:「ながわさん」
早川:「そういうのが面倒くせえ派だよ!! っつかそれ俺以外にも罰ゲームだろが!!」
名川:「やもりんは着るよね~~~ッ! とびっきり可愛いのにするから! ね??」
名川:「ええ……一部の人は喜ぶんじゃないの……」
名川:「知らないけど……」
名川:「特殊な層……ほら、蓼食う虫も好き好きって言うし……」
名川:「やもりんはめっちゃかわい…どうしよう…これで変な虫がやもりんについたら……」
紫陽花:「え、えーと、普通ので大丈夫だよ?」勢いに押されて曖昧に笑ってる
名川:「どうしよ……アタシのやもりんが……(ぶつぶつ)」
早川:「そか。」「お前なんか流されそーだから。それでいいなら別に」>紫陽花
紫陽花:「あ、あははは、……心配してくれてありがとう……」
紫陽花:「……………、名川さんが止められなくなったら助けて欲しいかも(小声)」
早川:「お前の想定してる範囲がわからねーわ」「ま、守宮心配ならこれを期に中立派にでもなればいーんじゃねーの」>名川
早川:「おう、そんときははやめにな…」>紫陽花
紫陽花:「ウン……」
名川:「アタシの可愛いやもりんが……立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の……百合の……うふふ……」
GM:紫陽花の頭上でじゅるりと何かをすする音がしたかもしれない
紫陽花:「名川さん??」
早川:「っつか、こいつ大丈夫なん?」名川見つつ
名川:「はっ 何でもないなんでもない///」
名川:「やもりんが心配だし、三倍かわいいやもりん見たいから……やもりんにはアタシの前でだけ着てもらえばいいだけだもんね!」>早川
早川:「あー、まあ、ほどほどにしとけよ?」>名川
名川:「なによう早川ァ。そんなのわざわざ忠告に来るとか……」
名川:「……あんたもやもりんのメイド服独占したい系??」
GM:あ、名川のベースは若あろえだよ
紫陽花:「名川さん、名川さん、そろそろ早川くんに失礼だよ」
早川:「んだよ、……はあ? んでそうなんだよ、別にそんなんじゃねーし」
紫陽花:良かった……完全な創作でこんな好き好きしてくる子を作るとか紫陽花病んでると思った……
早川:あろえちゃん普段こういうこと言ってるんだな……
GM:これをベースに戻すと「やもりんにはアタシの前で実験参加してもらえばいいだけだもんね!」になる
早川:あっしまった、NPCっぽくしようとしてたのに中の人喋ってしまった
紫陽花:こわい
早川:途端にえぐくなった
GM:ほ、ほら、事故が起きてもすぐ対応できるって意味だよ!
名川:「そういうことを言うのはまんざらじゃないってことだ~~」
GM:なんとなく成長して化粧したらあろえになるって言えそうな顔チ選んだはず
GM:あと巨乳
早川:「っせーよ、お前に関係ねーだろ」>名川
早川:「……じゃー、ま、そういうことで。……なんかあったら…ぁー、そん時は言ってこいよ」って紫陽花ちゃんに
名川:「なにもないわよっ。やもりんはアタシが守るんだから><」
紫陽花:「うん、ありがとう」
早川:「おめーが一番心配だよ」>名川
GM:まったくである
GM:あろえにクレイジーサイコレズを投入したらこうなった
紫陽花:わろた
早川:わらた
早川:そんな所で特に何もなければ出ていくかな
紫陽花:何でそんな追加しちゃったんだよ紫陽花
GM:ちょっと(GMに)魔がさして……
紫陽花:抱きしめられたりをよくしてたから、「この人もしかして……」って思っちゃってたのかな……
早川:好意なくてあの態度だったら怖いなーって思ってたのでは
GM:あろえちゃんへのアツい風評被害
紫陽花:>>>無意識の表出<<<
GM:では早川は出掛けて行った感じかな
GM:名川はなおも君の頭を胸に押し付けながら、「一式せんせーの授業厳しいよねえ」などと雑談を投げてくる。
GM:はっぴー☆わーるどでは鶴賀谷一式は先生に置換
GM:早川(父)は教頭に置換
紫陽花:「ああー……一式先生、優しいけど容赦はしないもんねえ」
名川:「ほんと。やることやってから遊びなさいって言うけど、やることが多すぎるよ~~」
紫陽花:あろえちゃんが大人扱いされていない可能性
名川:ハイ
紫陽花:霧谷さんは校長なのかな……
GM:兎のキグルミきて演台に立つ校長
紫陽花:「お母さんな先生って、意外とそういうとこ厳しいんだよね~」
紫陽花:わろた
GM:等と雑談をしているうちに、担任の鶴賀谷先生が扉を開ける。
GM:どうぞ
GM:鶴賀谷先生の入場です!
鶴賀谷(担任):「はいはい、みんなおはよ~、今日も元気かな~?」
名川:「やべっ鶴先だ。」
GM:シャッと名川は席に座り直す。……その前にチュッとキミに投げキッスを送るのは忘れない。
紫陽花:あわわと教科書とノートを出す
鶴賀谷(担任):「名川さん聞こえてるよ~、ほらほら早く席について」って促してよう
名川:「鶴賀谷せんせ~地獄耳ィ」
GM:ざわざわとした教室が徐々に静まっていく。教卓を出席簿でトントンした鶴賀谷(担任)はおもむろに口を開く。
GM -> 早川:「皆さんが静かになるまで5分かかりました」
鶴賀谷(担任):「はい、皆さんが静かになるまで5分かかりました!」
鶴賀谷(担任):「なーんてまあ、それはいいんだけど。今日は最初に一つ重大な話があります」わざとらしげな咳払い一つ
名川:()
名川:静になるどころか絶句してしまった
紫陽花:すごい嫌そうな顔してそうな絶句
GM:小学生じゃないんだけど~みたいな絶句
GM:ていうか朝の忙しい時に5分待ち続けるとかつるおじ先生…
鶴賀谷(担任):「新しくみんなのクラスメイトになる人を紹介します。柊木さん、入ってきて~」
GM:はい、なんて少し気弱そうな声が扉の向こうからして、
柊木:「失礼します。……じゃない、おはようございます。」
GM:……そうはいって来たのは、一人の見覚えのない少女。
GM:見覚えは、ない。
GM:リアルでもない
GM:紫陽花世界に割り込む新キャラ
紫陽花:OH
GM:貴様何をしに来た顔の紫陽花
GM:いや……誰だお前 か
鶴賀谷(担任):「はい、おはようございます。柊木さん、自己紹介よろしくね」
柊木:「はい! 柊木あかりです。---から来ました。---ですけど、よろしくおねがいします。」
GM:ところどころ聞き取りにくい音。けれど君の脳は自然に受け取る。
GM:ぺこりと頭を下げた彼女は緩やかに笑う。
鶴賀谷(担任):「柊木さんありがとう!みんなも仲良くしてあげてね~。」
鶴賀谷(担任):「ええっと席は…守宮さんの隣が空いてるかな。あの席を使ってね」って示して
柊木:「はい。よろしくおねがいします!」
GM:そう言って彼女はキミの隣に座る。小首をかしげて、
柊木:「よろしくね。」
GM:キミにそう笑いかける。
柊木:「あなたは、---なんだから。」
GM:……聞き取れない。
紫陽花:「うん。よろしくね、柊木さん……?」
柊木:「仲良くしてね。」「する気はないけど。」
GM:ザとノイズが走る。
柊木:「仲良くしてね。」
GM:こうだ。
GM:キミはそのノイズも気にも留めない。
GM:隣の人に教科書を見せてもらいなさい、なんて先生の声に、彼女ははぁいと声を上げた。
GM:鶴賀谷先生
GM:ちがう
GM:鶴賀谷(先生)が黒板に向き直り……
GM:シーン終了~
紫陽花:は~い