5.《オン・ザ・ロック》

ScenePlayer:鶴賀谷氷影 / Place:UGN・A市支部

鶴賀谷はーい
GM……キミは事務所に戻った。書類は相変わらず山積みだ。
GM支部長の席はいつも決裁書類が山積みになっているというのは、この支部では有名な話だ。
GMそれも仕方ない。キミは支部長でありながら同時に実働部隊。体は二つもないのだ。
鶴賀谷忙しいですなあ…
GM特に今日の書類には手こずった。微細なことだが侵食値ダイスふれよォ!
紫陽花書類に手こずって侵蝕値上がったみたいな
鶴賀谷31+1d10 アッ
DoubleCross : (31+1D10) → 31+3[3] → 34

紫陽花窓間違えた
一式SAN値じゃないの
GM微細なことだが書類の書き方がいつもとは違う。慣れた読み方が通じなくて、事務方の長に何度か聞きに行く羽目になった。
GM押されている主任員は某、先日まで担当者の所に押されていた判だ。
GM……島に行っている間に人事異動でもあったのだろうか。
鶴賀谷いつのまに人事異動を
GMともあれ、今夜もキミは残業だ。ブラインドの向こうの夜景は美しい。
GM遠くに海のさざ波を見、手前にはビルの灯り……
GMあのビルの灯りの一つ一つ、それぞれに残業の姿がある。
GMキミは決して一人ではない……こんな果ての見えない残業に追われているのはキミだけではない……
GMキミは一人じゃない……早く帰りたい、そんな志を共に胸にし、今も書類に向かう企業戦士たちがキミの仲間だ……!
鶴賀谷「おお…同士よ…残業がなくなるその日までともに戦おうではないかー(棒)」
GMタウリン1000mgをあおり、キミは再び書類に向かおうとした、その時だ。
あろえ「しぶちょ~~、アッやっぱり残業してた~~」
早川民雄「……深夜は静かにしなさい、舛川助手」
GMそう言いながら二人の研究員が入って来る。彼らは手にそれぞれファイルを持ち、かたや眉間を揉みながら、かたやつかれているくせにピョンピョンとはねるようにキミの机の前の応接セットに腰を下ろした。
早川民雄「夜分に失礼します、鶴賀谷支部長。島での一件の報告書は拝見しましたよ。」
早川民雄「やはり入院している場合ではなかった……」
あろえ「あたしもついて行きたかった~。島でリゾート~~。夏の島~~」
鶴賀谷(人が来たのでシャンッとして)「これはこれは、お久しぶりです、早川さん。退院されたんですね。」
あろえ「ドクターストップを無視してだって。」
鶴賀谷「リゾートっぽいことしてなかったからね!?仕事だからね?!」
早川民雄「……」
あろえ「やだやだー! そんなの潤いがないー!(ぶええええ」
鶴賀谷「そういう!!無茶をして!!」
鶴賀谷「潤いは僕も欲しい…タウリンが含まれているもの以外で…」
早川民雄「仕方ないでしょう。我々の研究は、FHのそれに一歩遅れを取っていることは認めざるを得ない」
あろえ「じゃあぷろていん?」
早川民雄「ですが、我々とて無能ではない。……こちらの資料を見て頂きたい。(スッ」
鶴賀谷「筋力つけても…」
あろえ「めたぼにきく」
GM死霊を覗き込むと
GM資料でした
鶴賀谷「それは、そうですけども…」「僕も忙しかったので助かったところは…(小声)」
鶴賀谷いつのまにか霊
GM悪霊COかな?
GM資料を覗き込むと、アッもう疲れ目にやめて……って感じのデータ類が鎮座ましましており
鶴賀谷PPできる!
GM疲れ目PP
鶴賀谷眉間摘みつつ眺めて 「この資料はなんなんです?」
早川民雄「……賢者の石に記憶が蓄積されるという仮説はご存知ですか、支部長殿。」
鶴賀谷「いえ、今始めて…。賢者の石自体に記憶が残るんですか?」
早川民雄「まだ、仮説にすぎませんがね。賢者の石の適合者ha,」
早川民雄「失敬、かみました」
早川民雄「賢者の石の適合者の中には、以前の”石”の持ち主の”遺志”を知ったと、そういう者がおります。」
鶴賀谷「(噛むんだ…)いえ、慌てずお話ください」
早川民雄「その証言自体は、賢者の石の発見当時から囁かれていたものであります。が、あくまで証言に過ぎず、科学としての証明は不可能な状態。」
早川民雄「現況は証明の手立てすら見つからない状態ではあります……が。」
鶴賀谷「なるほど。継がれていく意思、か。ロマンはありますが。」「が?」
早川民雄「仮説として、ですが。賢者の石はいわゆるレネゲイドウィルスが鉱物に溶解して自己保存を行っている状態です。」
早川民雄「賢者の石の適合者であるA氏のレネゲイドウィルスが、その体内にあるうちに鉱物に溶解し、賢者の石の再形成が行われているとすれば。」
早川民雄「レネゲイドウィルス自体が、”記憶”を持つとすれば。」
早川民雄「その現象自体は、説明が可能だ。」
早川民雄「つまり、賢者の石の実態は、レネゲイドウィルスを溶解させる媒体に過ぎないという可能性ですね。」
鶴賀谷「ふむふむ。(だいたい理解できる話でよかった…。)賢者の石がそのようなものであればその仮説は通りますか…」
早川民雄「もっとも、その賢者の石自体は今現在生成できず、あくまで”愚者の黄金”――デミクリスタルを生成するにとどまっていますが。」
早川民雄「ここまでは良い。いえ、よくないのですが。」
早川民雄「最初に話しました通り、支部長殿の報告書は拝見しました。」
早川民雄「話が変わるようですが、支部長殿。」
早川民雄「アガスティアの葉という伝承はご存知ですか?」
鶴賀谷「生成できねば研究も進みませんか。」「ああ、はい。あがすてあ…の?いえ、知らないですね。」
あろえ「インドの方のねえ、ちょ~スゴいアガスティアちゃんが、葉っぱに記録したって言うやつですよぉ。」
あろえ「個人の運命がぜ~んぶかいてあるとか言うの。インドに行くとねえ、ナディ・リーダーって人がその葉っぱ読んでくれるの」
あろえ「つまりね~。」
あろえ「その人の人生が、記録されてるって言うのよ~。あたしの人生にはリゾートの文字はないのかな…」
早川民雄「舛川助手、社会人として上司には敬語を使うように。」
あろえ「えっ、やだ」
早川民雄「……」
鶴賀谷「ああ、ありがとう。インドの話ねえ。まるでお伽話のようだけれど…」
鶴賀谷「えっ」
あろえ「やだ」
鶴賀谷「使ってもいいんだよ???」
あろえ「(スルー)でね~。え~っと。このファイルの~…」
GMパラパラと手元のファイルをめくり、キミの書いた……あるいは一式、または桐哉の付記した一節を指さす。
鶴賀谷「(ああ…は~い…)どのファイル?」 ほう?
GM「アガスティア計画」そこにはその文字が躍る。
あろえ「……アガスティアって言ったら~、多分その葉っぱの事だよねえって。」
早川民雄「ここでその二つの話が繋がります。」
早川民雄「アガスティア計画……全貌はしらねども、レネゲイドウィルスが受け継いでいく”記憶”は、いわば”記録”。」
早川民雄「アガスティアの葉には、全人類の運命の記録が記されている。」
早川民雄「その名を冠するのならば、おそらくは。」「ひとり、二人の記憶にとどまらず……全人類に関わるかもしれません。」
あろえ「でもぉ……言いづらいけどさぁ。」
あろえ「賢者の石なんてね~、埋め込めばヘタすればジャームっちゃうよ。」
早川民雄「…………」
早川民雄(沈痛)
鶴賀谷「あ、あの…元気だしてください…」
早川民雄「……。…………お気遣いありがとうございます……(震える手で茶をすする)」
あろえ「でも、全人類。オーヴァードじゃない人だっていっぱいいるもん。あたしやぶちょ~だってそうだし~」
あろえ「でねえ……」
あろえ「こっからようやく本題なの~。」
鶴賀谷「しかし、そのような計画が進んでいるとしたら…対象はUGN以外にも飛び火するだろうなあ…」
あろえ「藤ヶ丘グループって覚えてる? この春くらいまでさ~この街が実質本社だった会社~」
あろえ「そうなの~。その藤が丘グループがね、最近サプリって言ってこの街でだけ、先行販売してるのがあるんだけど~」
あろえ「まあ、えーっと」
あろえ「ぷ……ぷ……ぷらみーや?」
早川民雄「ロシア人」
あろえ「プラシーボ!」
鶴賀谷「覚えているよ。前事件にも関わっていたからね」「こりゃまた怪しい…なに、ぷら…?」
鶴賀谷「プラシーボ効果」
あろえ「プラシーボなサプリだね~ってぶちょ~と話してたんだけど」
あろえ「それがこう、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(非常に長い有機的な説明)でね、」
鶴賀谷「ふむふむ(分かった気分にはなってる)」
あろえ「れねげーどを”活性化させない”みたいなの。」
早川民雄「仰る通り、以前彼らはレネゲイドウィルウの活性化を促す薬をばらまいていましたね」
早川民雄「失敬、かみました。」
早川民雄「レネゲイドウィルスの活性化を促す薬をばらまいた後に、活性化を押さえるものをばらまく。」
鶴賀谷「?この前と間逆だね…。活性化しないに越したことはないけれど。」「ええ、そうです。それで以前関わることになったのですが……」
早川民雄「なんらかの意志があるとは思います。引き続き調査を続けますが……」「こちらの案件、実働部隊の調査対象に入れて頂きたい。」
あろえ「まだ分析途中だもんね~~。」
あろえ「マウスに投与してまだ三日だもん」
鶴賀谷「わざわざ配っている以上何かしら意図はあるでしょうね…」「ええ、分かりました。検討します。」
早川民雄「我々が入手した現物は現在調査に使っているのでお渡しできませんが……」
早川民雄「駅前で頒布してるんで必要だったらどうぞ」
鶴賀谷「ありがとうございます。駅前で仕入れてきますかねえ…」
早川民雄「桐哉辺りは持っているかもしれませんね。学校前でもくばっているそうですから。」
あろえ「今どきの学生よね~……あたしが学生だった頃はそんなんなかったよぉ。今の子は学校にクーラーあるんでしょ~~?」
鶴賀谷「学生にも…ですか。ますますきな臭いですね…。」「ええ、学生の二人にも聞いてみます。」
早川民雄「よろしくお願いします。こちらでも引き続き調査を続けますので。」
鶴賀谷「ええ、調査もよろしくおねがいします。実働部隊が動くときも連絡しますので」「ご無理しすぎず」
GMという感じでおじさんには「そんな事よりクーデグラを追いたいだけの人生だった」ロイスと、PC間ロイスで「クーデグラの娘な紫陽花ちゃんが気になるんだよ」っていう紫陽花ちゃんを上げます
あろえ「だいじょうぶ~! あたしだってやすみたい!!」
鶴賀谷「小学校にも暖房があるんだって、すごいよねえ…」「あろえちゃん適度に早川さんを休ませてね!!」
鶴賀谷ロイスありがとうございますー
GM他に調べたりすることなければ〆ますが!
鶴賀谷ロイス一個目はクーデグラでいいんです?
鶴賀谷アッ調査かあ…
GMですです
GMアガスティア計画って確か直接聞いた……はず
GM>とどめの一撃《クーデグラ》:「私の目的は、いわゆるアガスティアだ。……君にとっても、そしてお嬢さんにとっても、悪い話ではないと思うがね。」
GMいってた!
鶴賀谷あっそれか!!!って顔してます!!(二話ログを見ていた顔
GMもっと最近だった!
鶴賀谷うーんじゃあ藤ヶ丘グループって一話以降どういう動きしてたか調査したいです
GMでは情報:A市かな
鶴賀谷:判定2dx10+2 〈情報〉
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 9[3,9]+2 → 11

GMお、けっこういい
鶴賀谷割といいですね~
GMでは、サイレントストーカー事件ののちにA市から撤退し、東京を本社として真っ当なコーポレートになってた事を知ります。
GMが、
GM3ヶ月ほど前に製薬部門が独立し1つの子会社を設立したもよう。その子会社の役職者に、まあ名前決めてないですけど、FHの関係者と目されてる人物がいてますね
GMアッこれ繋がりあるやんー!って感じ
鶴賀谷アッ怪し~~
GMメッチャ怪し~~~
GM名前決めてないのですけど、田中雄二郎さんってしとこう
GMその人の事を知った鶴賀谷!
GMというところで〆ますがいいでしょうか
鶴賀谷はーい大丈夫です!
GMではでは。